サムライ8八丸伝 感想・考察ブログ!

週刊少年ジャンプ連載・サムライ8八丸伝の感想、考察ブログ。

サムライ8八丸伝第13話 「勇を見た」感想 (ジャンプ36・37合併号)

うん、面白い展開になってきたぞ!! と思うんだけど、気になるのは ちょっと後退気味な掲載順・・; ま、それはともかく;

 

さて、「八丸」のことは「分かってきた」ような、「わからなくなってきた」ような・・・(ん?どっち?)

 

「分かってきた」ことをまとめてみると・・

 

・烏枢沙魔(うすさま)流は、箱たちの「合鍵」を作っている

「合鍵計画」。分かりやすいネーミング。。 すでに鍵を7つ揃えているっぽい(一角~七角かな?)。

 

 ・八丸(八角)も、その合鍵の1つ(八番目?)だったらしいが、アタに言わせれば「本来存在するはずではなかった」「あまりもの」らしい。

 

・それでも八丸を必要としている。

 

  必要とはいえ「バラして持って帰る」とか「(それなりに優秀だから)惜しい」なんて言っているので、八丸本人というより「八丸が持っている何か、八丸の中に在る何か」が必要らしい。

 

だけど、八丸は「合鍵」じゃなくって「本物の鍵の1つ」なんですよね(達磨がやっと見つけた1つめなのだから)。 うーーん、これどういう事だろう?

 

 一角(?)は八丸そっくりだし、おそらく全員同じ顔してるようなクローンなのか人造人間なのかな・・? 最初は「本物の鍵である八丸をオリジナルとして、他の合鍵7人を作ったんじゃないか」とも思ったけれど、アタの「お前はあまりもの」発言を考えると、そういうわけでもなさそうだし・・・ 

 

 ならば、八丸も合鍵の一人ではあるが「失敗作」かなにかで、でも父ちゃん(フルタ博士)が八丸にだけ「本物の鍵となり得る重要な何か」を仕込んで・・そして八丸を連れて逃げたのだろうか? (よくわからん)

 

だとしたら・・《父ちゃんと八丸》の関係は、いわば大蛇丸とミツキ》みたいな親子関係なんだろうか?

 

(そういえばNARUTOの完結後に出された2つの外伝(七代目火影と緋色の花つ月、満ちた月が照らす道)は、クローンとか人造人間の話や「親子のカタチや愛情のカタチ」がテーマになってました。 岸本先生、次回作の構想を練りながら「クローンや人造人間」のこと、あれこれ考えられてたのかなぁ~・・)。

 

んーーーなかなかに複雑。

 

一方で、単純に分かりやすくカッコよかったのは、達磨の《星砕き》!

 

 いやぁ~大気圏レベルの大気剣、しかも鈍どころか「つまようじ一本」ってところがいい。 絵も迫力だし、つまようじでもあれだけの威力って・・;

 

 技のスケールの大きさも凄いけど、やっぱり達磨というキャラが魅力的。 熟練の侍の渋さ、いぶし銀が光るのに・・それでいて「濡れた猫みたいになっちゃう」ところとかね。 それに、本当は煮えたぎるほど腹立ってるだろうに、その怒りを表面に出さずに「つまようじ扱い」でアタのプライドをへし折ってやるところなど、実に痛快。 まぁ達磨も複雑な事情を抱えてそうだし、謎多きキャラでもあるんですよね。 

 

 で、その迫力の「星砕き」の絵も良かったのですが、この絵も良かった・・・

 八丸の表情なんですが、達磨の「八丸・・お前をいつでも守れるよう ・・側にいる父として己の体に仕込んでいたのだよ」を聞いてる八丸の横顔の絵。 

(このセリフ、イタチがサスケの目に天照を仕込んでいたのを、トビが「お前を守るためだよ」と言ってたのを思い出してしまったが・・それはともかく)

 

 この八丸、父ちゃんをじっと見つめてるようで・・「何か」を考えてる。  

 父ちゃんが今まで命がけで守ってくれてたこと・・忘れたいと思ってた「昔の日常」は、父ちゃんが守ってくれてた「幸せな有難い日々」だったんだってこと・・とかかな。


 そもそも人間ってのは「ありふれた日常」の有難さを実感しない(不満を見つけるのは得意だけど)。 家族がいて、自分も生きてて・・それだけで幸せなのに、その有難さには、なかなか気づかないもんですよね。 そして、失ったり失いかけてはじめてその有難さに気付く。 親の有難さなんかも、独立するとか、自分自身が親になるとか、親を失ってからやっと気づいたりしてね・・・  

 

 NARUTOもそうだったし、完結後の外伝でもそうだったけど、岸本先生の作品には これでもか!ってほど《愛》が出てくる。 親子愛はもちろん、師から弟子へ、兄から弟へ・・・時にはホロっとするような愛から、感動的な愛、たまにひいてしまうぐらいの愛まで・・ 「父」としての愛、「母」としての愛、そのほかモロモロの愛、愛、そして愛。

 

 だけど、ジャンプのメイン読者層世代は「親子関係がうまくいかない年ごろ」真っ盛りですもんね。 ターゲット読者層は、サムライ8の「親子愛」をどう受け取っているんだろう?  多少「重たい」なんて思ったりしないだろうか・・ 共感できるだろうか?
 でも、そんなこと作者側は当然 織り込み済みだろうから、あえて「親の想い」を伝えているのだろうか。 読者がどう受け取って、どう反応するか・・・試すように問いかけているのだろうか・・?

 

  八丸は、第1話で達磨に「いくら師匠でもオレと父ちゃんの事は知らねーだろ!?」と言ってたけど、八丸だって今まで父ちゃんの事、それに「オレと父ちゃんの事」だってよく分かってなかった。 

 八丸と父ちゃんの間にも、きっと「この二人ならでは」の愛のカタチがあるのでしょう。

 

さて、八丸「兄弟」登場で、次は何がわかってくるのかな・・・ 次回は8月19日!

 

 

 ☆残り物には福がある・・じゃないけど、余りものには福があるなのかな。

 

 ☆「例の箱たちを開ける鍵を意図的に造る計画ですよ」とアタは言っていた。 そこ、鍵たちじゃなくって「箱たち」なんですね。 複数形・・・(パンドラの箱の絵の横にあったまるいモノも気になってるけど)

  

 ☆ 今週の八丸は「いざ!」じゃなくて「いっけーー!!」が出てたけど、個人的には「いっけーー!!」のほうが好きかな;

 

☆今まで達磨が会って「はずれ」だった「本物じゃない7人」って、どんな人たちだったんだろう?

 

 

☆駄文、読んでくださって感謝。

 

 

 

 

(サムライ8八丸伝第13話 「勇を見た」感想 (ジャンプ36・37合併号)

サムライ8八丸伝感想・考察ブログ! 2019/08/05)

 

 

 

 

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