サムライ8八丸伝 感想・考察ブログ!

週刊少年ジャンプ連載・サムライ8八丸伝の感想、考察ブログ。

サムライ8八丸伝最終話「パンドラの箱」(今週のジャンプ感想)

 

 

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いざ・・・

 

お、終わってしまったーーーーーー!! 

 

はい、ついに最終話のサムライ8です。 1年続かなかったかぁ・・・・・

 

 これから先「面白くなっていく」可能性があっただけに、残念としか言いようがない。 短縮化の影響で いくつもの「まだ」が残されてしまったのも、仕方ないとはいえ残念。

 

ただ…短縮化されたとはいえ、ラストだけは(おそらく)当初の予定通りだったのではないかと推測してます。 つまり、物語は《八丸の死で始まって八丸の死で終わる》というね・・それは決まっていたんじゃないのかな。

  

 第1話、いきなり「主人公の少年が死を選んで始まる」のは衝撃でした。 そして最終話も「主人公はこの世を去り、仲間たちは旅を続ける」という結末。

 

 「主人公がこの世を去って終わるパターン」は珍しい訳じゃないにしても、八丸がこの世を去っても仲間たちはラスト「笑顔」。 これは意外な結末だった・・ 

 ちっとも湿っぽくないし、お涙頂戴的な展開でもないし、実に「さわやか」。  極端に言えば「何事も無かったかのように」仲間たちの旅は これからも続いていく。 すごいアッサリ感・・・

 

 この結びは(私にとっては)予想外で、最後は流星剣使って銀河を救って 仲間と笑い合ってアンとも仲良く・・的な結末を漠然と想像しておりました。 しかし「この結びがあってこそ《サムライ8八丸伝》だった」んだと・・・ようやく気づいたと言いますか。

 

なんというか・・八丸の物語は、流れ星が尾を引いて流れる間の、 つかの間の《一瞬》の物話だったんじゃないかと思いました。

 

(ま、その「一瞬」の長さが多少「短くなった」という事情はあったにせよ)

 

八丸って、偶発的に生まれて 父ちゃんによって助けられ守られて、生命維持装置に繋がって生きてきた・・ 「装置を外したら3分も生きられない」とも言っていた。 本来なら、生命維持装置を外れた時点で 人生残り時間3分だった…はず。

 

そして、父ちゃんとケンカした時、八丸はこうも言っていた・・

 

《1回でもいい・・もし自由に空を飛べるなら 死んだっていいって 思ったことあるか?》って。

 

 八丸にとって「自由に空を飛べる」ことは、叶うなら死んだっていいと思うぐらいの「願い」だったんですよね。

 

  そして、八丸のさらなる夢は「次の流れ星になること」。 体が弱くて外に出られなかった八丸にとって、宇宙を翔ける不動明王みたいになるのは「自分と真逆だからこそ」の憧れであり、「叶うはずもない夢」だった。 

 

でも、その夢は「叶った」。

 

(連載開始前の予告編で、八丸は「流れ星が消える前に」とたくさんの願い事をする。おいしいものを食べたい、友達を作りたい・・・そして「侍になりたい」と) 

あの時、《流れ星が消える前に》願った事の ほとんどは叶えられてるんですよね。

 

 侍になって外に出られるようになったし、「自由に空を飛べるように」なったし・・ おいしいものをたくさん食べたし、リアルな友達も作ったし、師匠にも出会って運命の姫にも出会って宇宙に行って、初めて買い物もした。 

 外の景色を見ること、自由に出かけること、好きな物を食べること、友達と会うこと、買い物をすること・・我々にとっては「当たり前の日常」でしかないんだけど、八丸にとっちゃ全部が「非日常」だった。 全てが夢のようで、もし叶うなら死んでもいいと思うほどの「最高な幸せ」だったはず。

 我々は その有り難さに気づいてないだけ。 でも、八丸はその有り難さをすご〜く感じて「これは当たり前の事じゃない」と思ってたと思う。

 

 《自由に空を飛べるなら死んだっていい》・・・生命維持装置から離れて生きられる時間は、当初「3分間」だった。 だけど《時間とは相対的なもの》・・武神の配慮でその3分間は少し延ばされ、その時間を八丸は思いっきり「生きた」のだと思います。

 

(アタとの最終決戦・・八丸は自分とアンの周りだけ時間を進め、八丸とアンは成長した姿の「白き侍と立派な姫」となり、全ステータスが∞となって「流星剣」を使う

 

 どうやってラストまでに「達磨がかつて心眼で見た《立派な白い侍と姫》」に持っていくのかと思ってましたが「時の流れをズラす」・・その手があったかと;

 本来は「少しずつ成長して辿りつく」予定だったかもしれないし、鍵の7人も「全員揃う」ところまで描くとか、ラスボス?カーラとの闘いまでいく予定だったのかな・・・と思うと、これまた残念。

 

ちなみに「鍵侍の7人」苺、三打、五空、七志、竜、あと残り二人も「顔だけ」登場。  そうかぁ~・・この2人とも出会いたかったな。 

 

 で、鍵は「7人」なのに、八丸は「8」・・これもずっと気になってたんです。

最初っから「八丸は鍵の一人」と言われてきたし、それなら鍵は本当は「8人なのか?」とも思ってたんですが・・・・結局、八丸は鍵じゃなくって「パンドラの箱だった」という結末に。 八丸の「8」は、鍵番号の「8」を示していたのではなくて、「∞」を示してた。

 

1(いちご)から7(ななし)の7人の鍵に加えて、パンドラ「∞」の八丸。

八丸の役割は、点在する7人を引き寄せ、つなぐ役割だった。 そして、八丸は∞の存在になった・・ 

 

「∞」なんだから、その存在は大きいし永遠でもある・・ってのは分かるんだけど、肝心の「これから」に八丸が立ち会えないなんて・・なんだか寂しい。  

でも、これまた「八丸らしい」結末だったと思うんです。 その「八丸らしさ」ってのは・・「独特の空気感」

 

 ここまで読んできて、ずっと思ってきたのが《主人公の八丸にもっと強烈な存在感が欲しい!》ということだったんです。 

 純粋で、世間知らずで、ふつうに弱い面もあるし強がっちゃうところもあるけど、すごく素直で優しくて、何でもすぐ吸収して覚えてく。 今思えば生き急いでいた感もありますが・・  とにかく「とってもいい子」なんですよね。 だけど、周囲の個性派達の存在感に押され気味といいますか・・ 「空気のような やや薄めの存在感」が気になっていたんです(時々ブツブツ言ってきたけど)。

 

だけど、最終話を読んだら「八丸ってのは空気だった」・・それが彼の強烈な個性だったんじゃないかとさえ思えてきた。いや、空気みたいなんじゃない…空気だったんだって。

 

 

《オレは宇宙を漂う波になるだけ》・・

 

 

 理論的には「八丸は完全なH粒子になった」という事らしいけど、前に不動明王がこんな説明してましたっけ・・「H粒子はいたるところにある」、だけどそれを感じないのは「魚が水の中にいる自覚がないのと似ている」って。 

 

 今の八丸も「目には見えない」し、普段その存在を意識しないけど「いつもここに居る」。 息をするのに いちいち空気を意識しないように、当たり前のように八丸は一緒に居て「命をつないでくれている」。 空気のような存在になったと・・(正確には空気じゃなくて「宇宙を漂うH粒子」だけど)。

 

 (物語の結び・・・達磨と花一、大人っぽくなったアン、苺ちゃん、三打と竜、五空と七志(それと早太郎と五空のお猿さん)が 八丸父ちゃんの墓前に報告をし、「さあ・・次なる旅へ 出発だ」「いざっ!!」第16話の結びと同じ絵とセリフで完結する)

 

 アンは成長した姿のままで(上手く喋れるようになってる)、すっかり美しく凛々しく頼もしくなって…  「物語のヒロイン」になりそう。  鍵侍達は皆でアンを守りながら「仲間探しの旅」を続けていくんだろうなぁ・・・  なんだか、この先の旅は面白そう。 この物語の本体は「7人の侍とアン姫」の冒険であって、八丸伝はその「前日譚」なのではないか・・と思ってしまうぐらいに。 

 

 (そういえば、「アンを守るのは八丸の役目だが、三打がそうなる可能性もある」という以前の達磨のセリフですが・・アレはこの「結末後」の伏線だったのかな?  これからは「鍵侍の7人でアンを守っていく」のだろうから…)

 

 とにかく「鍵の仲間を探す物語」は全然終わってはおらず・・・これから「7人の侍とアン姫」が銀河を旅して活躍するハズなのです。  どっちかというと目立つヒーローは「七人の侍」達であり、八丸は「目立たない陰の功労者」とでもいいますか・・ 

  

 しかし、宇宙に点在していた彼らは元々「バラバラな小さな点」だった・・

 

 そこに「八丸」という少年が 流れ星のように現れて、願いを叶えて・・銀河を救うために「7人の侍」をつないでくれた。 そしてすっと消えて・・・宇宙に溶け込んでいった。 大切なものを「ここ(心)」の中に残して・・・ 

 

 八丸伝は、そういう物語だったのかと。 八丸の「空気感」も、そういう事だったのかなと・・  でも、八丸の存在がなければ「小さな7つの点」は繋がることも無かったんですよね。 銀河も救われなかった。 大切なものは、目立たない、目に見えないところにある…

 

  「空気」といえば、大久保先生の絵の「空気」がいいんですよね・・透き通ってて、優しくて。 

 第2話の扉絵、見開きの「八丸が初めて見たこの世界」の絵、第15話の扉絵八丸が「誓う」絵第2巻65頁の「いざ」と言ってる絵・・・・いずれも柔らかで穏やかな「優しい風」が吹いてるんです。

  岸本先生は風を「舞う木の葉」で表現されることが多かったけど、大久保先生の絵は「絵全体で」風が表現されてる。 そこから温かい陽射しや温度も伝わってくるようで・・・その「空気」が大好きでした。  

 

 もしかしたら、絵から伝わってくる柔らかで温かい「空気」は・・八丸を表していたのかも。 

 

 でも、もし 事前に「これは流れ星が夜空を流れる時間・・八丸に与えられた3分間の物語です」と知らされて始まってたら・・・もっと違う読者の反応があったのかも。 最近話題になったワニさんの話じゃないけど、「ラストはこうなる」と予告されてたら・・・人気は上がってたのかも、とかね。

 

 だけど、あえてそうせず 後になって「こういう話だったんだ」と分かる・・そういうスタイルを選んだのは、岸本先生が第1巻で書かれてるように『スルメマンガ』として作られたからなのでしょうか。  

 噛めば噛むほど味が出る、いや・・・噛まないと味が出ない・・・そういう仕込みになってたのかと。

 

 「死」で始まって、「死」で終わる・・・ 

 第1話の死は壮絶で、途中に出てくる「父ちゃんの死」は涙と悲しみの雨だったし、アン兄さんの死や三打の両親の死も 悲しく辛いモノだった。 

 

 だけど・・最後の「主人公の死」は、清々しく爽やかで優しく、そして穏やかだった。 

 

 そこに在るのは「温かい日差しと優しい風」・・・そして「変わらない当たり前のような日常」「これからも進んでいく時間」。 

 

 人間の一生はほんの「一瞬」・・・星が流れて消えるぐらいの「短い一瞬」。 だけど、その中を「精一杯生きる」八丸の姿があった。 

 

食べることも外に出ることも嬉しくて、友達ができた事が嬉しくて、父ちゃん以外の人に優しくしてもらった事が すご〜く嬉しくて…     アンに「今日は何作ってもらおうかな」と考えてる八丸の顔、ホント幸せそうでしたもん・・  短い時間であっても、八丸にとっては長くて幸せな、夢のような時間だったと思います。

 

  ガリガリの爪楊枝で、先端恐怖症で、心配性で、引きこもりで・・・最初は「叶うはずのない夢」ばかりだった。 八丸は、アタに「どう見るかは人による」「長い大層な肩書きがあるんだろーが オレから見ればただの親の仇」と言ってたけど、たとえ「無理」と思うような難題や困難があっても「どう見るか」で変わる・・・やってみなきゃわからない、思い切って躊躇しないで「やってみるじゃなくってやるんだ!」と八丸は教えてくれた。  

 

 「死」を通して伝えられたのは「精一杯生きる」ことだったのだと思います。

 

 

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八丸、ありがとう・・・。

 

  そりゃね・・個人的には、竜の「本当の名前」知りたかったし、三打が「自分も鍵の一人だった」事を知った時のリアクションも見たかったし、苺ちゃんがどんな強い女侍になるのか見たかったなぁとか・・千さんやハガミチさんはその後どうしたのかとか、ロッカーボールは疑問だらけだし、マンダラの箱とか「もっと知りたい事」はたくさんあった。 色々ツッコミどころもあるけれど・・それはいま愚痴っても仕方ないし、そんなことより この作品で大切なのは それ以上に「八丸が残していってくれたこと」なんだと思います。  そして、今になってそれを感じてる・・ホントちょっとずつだけど。

 

 たぶん…まだ私もサムライ8の「本当の面白さ」は全然分かってないと思います。 なにせ「スルメ」ですから・・ まだまだ「読む側」の自分が岸本先生の次元に達してないと言いましょうか(よく言えば自分もまだ発展途上)。 なので、時間をかけて、第1話から読みなおしてみようと思ってます。 「ゆっくりでよい」と・・

 

とりあえず・・

 

岸本先生、大久保先生、ありがとうございました!

 

八丸、ありがとう。猫の達磨と犬の花一は本当にいいキャラだったなぁ…    

早太郎も可愛らしかった。 最後、皆と一緒で寂しそうじゃなくて良かった…

 

久しぶりに週一で感想を書けて・・楽しい時間だった。

 

 

☆大久保先生、岸本先生の「次回作」を本気で大いに期待しています!!!

 

懲りずに描いてね!!

 

 

☆長駄文、読んでくださって感謝。

 

☆読み終わって思う事、作品についてなど、ダラダラ書くかも。コミックス第5巻が出たら、その感想も書いて・・そこまでは。

 

☆「次回作」、岸本先生にはやっぱりご自分で絵を描いていただきたい。月一でもいいしジャンプでなくてもいいから・・ 岸本先生独自の世界観、セリフ回しは「先生の絵だからこそ」合うような気がするから。 大久保先生の絵は、もっとファンタジー的なお話の方がいいような(素人目線の意見すみません)

 

☆序盤、もっと話を早く進めてたらなぁ。 ここから先面白くなるのでは??と思えるところで打ち切りは残念。 素晴らしい星の風景、宇宙戦などアニメだったら面白かっただろうに・・(アニメ化想定してたんだろうなぁ)

 

☆岸本先生は「過去のノウハウ」に自信がある・・ような発言をされていたけれど、んー・・・それはNARUTOだからこそのノウハウであって。 設定もNARUTOとは違うし、時代も違う。 先生、「時はゆっくり流れとるでよ・・」

 

☆ 今後はたぶん・・ナルト好きブログ!の方にいると思います。 1つ直し中の記事があったり、たまに更新したり、報告があったりするので・・よろしければ覗いてやってください。

 

 

☆さて・・たこ焼きでも食べようかな?

 

 

 

☆サムライ8八丸伝最終話「パンドラの箱」(今週のジャンプ感想

サムライ8八丸伝感想・考察ブログ!

2020/03/23

 

 

 

 

 

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サムライ8八丸伝、ジャンプ17号(3月23日)にて「完結」!

えっと、日付変わって3月23日月曜ジャンプ17号発売日になりましたので・・

 

まずはひとこと。

 

 

サムライ8八丸伝、『完結』です!!

 

ま・・ここんとこ数話は「エンディング目指して」大まとめ作業してたから、覚悟はしておりましたがね;

 

ジャンプは読者アンケート結果次第。 たとえ岸本明王作品であろうと、たとえ連載開始前に大々的に宣伝しちゃったとはいえ、容赦なく「打ち切り」はしかたない。 これが現実だなぁ。

 

とはいえ、なんとも残念なのは。

 

最終話の今回が、合計43話の中でも一番「この続きが読みたい!」と思えた・・ということ。 しかも、今回読んだら「実は今までが物語の前日譚だった」んじゃないかと思えてしまったこと。 で、この続きは「もっともっと面白い」と予想出来る事・・・

 

それが残念で仕方ない!!

 

なんというか・・最終話を読んだことで、やっと「サムライ8の本当の面白さ」の一端が見えてくる・・とでも言いましょうか。 オープニング第1話も色々と衝撃的だったのですが、最終話もかなりの衝撃。 ストーリーの面白さというより、構想の面白さ。 

 

岸本先生はこの作品を「スルメ漫画」と書かれてたけど、確かになぁ~・・終わってから「なるほど」と味がじわじわ出てくる・・そんな作品だったと思います。 それだけに、最後の端折り感はもったいなかった。

 

 

・・というわけで、泣いても笑っても今号で

 

最終話を迎える「サムライ8八丸伝」

 

まだ時間的に具体的な感想を述べるにはちょっと早いので・・

 

のちほど(今夜あたり)に最終話の感想をアップする予定です!

 

さらに5月のコミックス第5巻(最終巻)発売までのあいだ、ゆっくりと・・・

《サムライ8八丸伝とは何だったのか》と振り返っていくつもり。

 

 

 

ご意見、ツッコミどころは多々あおりかと思いますが・・ ぜひ、

 

 

八丸、最後の姿を見届けてあげましょう・・!!

 

 

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白き侍―――・・・ここに立つ。

 

・・・・・・見届けてあげて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サムライ8八丸伝第42話「次の流れ星」(今週のジャンプ感想)

   

「じゃあ!オレってこれ・・本当に――――」

 

不動明王になったって事!?」

 

 

って、え・・・  八丸、ご成仏??

 

いや、ついに「次の流星」・・・無限レベルへの到達ですね (ついにというべきか、もう??というべきか)

 

八丸「精神体」の姿は、まさに不動明王(というか仏像)。 八丸は散体直前に「悟った」ので、精神体として残った・・という事らしい。 まさに悟りの境地に達したという事なんですな。

  

さて一体「何がどうなったのか」、不動明王のお言葉をまとめてみますと・・

 

《完成された自性輪身は肉体を捨て精神体だけとなる》

《その者が持つ情報の塊だ》

《散体とは死ではない 本来自性輪身として完成し 情報の塊・・つまり不動明王となる事だ》

 

《精神体はH粒子から構成され記憶・想い・予感・「義」を宿し宇宙と繋がりそのネットワークの一部となる》

《だが散体した大抵の者は己が死んだと思い込み意識は消える 肉体から離れ 上層次元に移行している事に気付く者は少ない》

《記憶・想い・予感・「義」も消える事なくそこにあり続けるのに‥》

 

 

そもそも侍は(人間としては)一度死んで、既に肉体は失って・・その記憶や想いがサイボーグの中に入って、さらに「散体」という二度目の死に際して それでも記憶や想いが残ることを悟れば「不動明王状態」になる(という事であってる?)

 

 不動明王によれば「この次元に来た者はそう多くない」そうだから、つまり居ないわけじゃあないんですね。

 ということは、八丸たちが暮らしている世界の中には 散体を経験済みの「すでに不動明王状態の侍」も混じってる・・って事なのかも(達磨や花一は違うよねぇ)。

 

 八丸は、これにて「自性輪身の完成」らしいですが、これってNARUTOでいえばナルトが六道仙人の力を得たラストの究極状態みたいなもん・・と言えましょうか。 となると、この物語ももはや「完成」間近のような気もします(今回はおそらく第5巻のラスト話だからってのもあるとは思いますが)。 にしても、今回は崇高な哲学か、はたまた宗教かと思うような超展開・・・「死とは何か」と、これまた如何にも「岸本先生らしい」というべきか・・

 

 

・八丸世界の「死」について

 

 NARUTOも後半は「死」が次から次へと出てきて、《大切な人の死にどうやって意味を見出してくか、どうやってその悲しみを憎しみに変えずに昇華していくか》というテーマが大きな柱になっておりました。 そして、その答えが《永久の美》・・・肉体は朽ちても想いは人々の心に残り、永久に受け継がれていくというものだったのです。 

 

 どうやら《死》というものが、岸本漫画の大きなテーマでもあるようでして、今回提示された《想いは消えない、誰かの心の中に在り続ける》という答えもNARUTOとほぼ同じ。 そのほか、サムライ8の《完璧である必要はない、互いに補い合えばよい》という考え方や、今回八丸のオデコに現れた「白と黒の勾玉(八丸と一~七角)の合体=陰陽の合体=太極図」的な発想にしても、NARUTOとほぼ同じ。 

 ただし、今回の違いは《大切な人の死》ではなく《己の死》という点でしょうか。 しかも「主人公が」己の死に意味を見出すという点で新しい。 そして「死」とはすべての終わりではなく「全てと繋がるということ」と認識するという点においても、少し新しい。

 

 そう考えると、作者が伝えたいのは「死」というよりも「すべては1つであり、すべてにつながっている」ということ・・こっちなのかなと思います。 

 

 そして NARUTOでも出てきた「誰もが人とのつながりの中で生きている」というメッセージは、サムライ8ではもう1つすすんで「誰もが無限とつながっている」と・・つながりの規模が宇宙規模に及んでる。

 

 さらに、NARUTOでは「忍び耐える」的な、ややストイックな面もあった「死にどう意味を見出すか」という話も、SFならではの暗くなくて夢のある話になっているような。 それこそ大久保先生の絵にふさわしい「優しく柔らかい世界観」とでも言いましょうか・・・ 

 

たとえば、八丸の「内なる宇宙(心の風景)」。 

 

 その宇宙の中には「父ちゃん星」があったり、「アン星」があったり、「達磨星」があったり。 生きてる人も亡くなった人も、同じようにそこには星(記憶、想い、情報の塊)がある。 亡くなった父ちゃんも、ちゃんと「星」として在るんですよね。その光景は、大久保先生の優しい絵にふさわしい「優しく温かい」ものでした。 

 そしてその「父ちゃん星」の中にも、さらに内なる宇宙があって、そこには「父ちゃんのつながりの星々」があって、その星々の中にもさらに各々の宇宙があって・・と考えてくと、もうキリがないほど「無限」につながっていく。 難解な「∞」という概念も、こう考えると なんとなく分かるような気がする・・

 

 「親子」「友達」「師弟」という直接の繋がり、そしてそれらを超えた宇宙規模での「無限」の広いつながり・・これはサムライ8ならではのテーマなのかもしれません。 

 

 

《アンの兄さんは死んだそうだけど・・志は生きてたんだって》

《七志となって現れ 兄さんと同じ「義」を持つオレを助けた》

《アンを助けるために・・》

 

 

 この前、アンに「兄さんに似ている」と言われた時、八丸は「オレはアンの兄さんじゃない」と言ってましたよね。 だけどナナシが来て「七志」の名前を聞いた時・・八丸はただの偶然ではない「アン兄さん」の想いと存在を感じたんですね。  七志は、アンの兄さんのような名無しだった子たちの「あこがれの名前」をもらった事で、彼らの想いや願いも託されてるような気もする。

 

 

 

・そして・・八丸の新たな「覚醒」

 

(八丸を取り込もうとしていた一~七角は逆に八丸に取り込まれ、一角~七角もすべて八丸となる。白と黒の合体・・陰陽の合体のように。そして「八丸」はこの世に復活、アンを助ける)

 

八丸が七兄弟を吸収して取り込んだというよりも、本来は一人であったのに「7つの鍵」に無理やり分けられ、搾り取られ残った本体が「八丸」として残っていた・・と言うべきなのかな?  七兄弟の姿になった八丸は 人間モードの達磨の服装にも似て、さらに「侍」っぽい姿に。

 

 (「本質は不動明王」である八丸の力はアップしていそうだけど、それでも「カーラの侍魂(黒刀)」を使ったアタ」の力には及ばないようで・・八丸となった元・二~七角はアタに斬られて散体させられ、元一角の体に入っている八丸は、アタの刃から身を挺してアンを守り・・だけど黙斬りで斬られ散体しかけていく)

 

 この前の散体直前の時も、とっても穏やかな表情だった八丸ですが・・・今回もすご~く幸せそうな顔してますね。 前は「知らない人」でしかなかったアンの兄さんも、今では「自分とつながってる」・・・ そしてより一層、アンの事も身近に感じられるようになったんじゃないだろうか。 アンの兄さんへの想いも、兄さんのアンへの想いも、自分の中で交差して一緒にあるような温かさを感じながら・・ 

 さらに「一人じゃないんだ、全てと繋がってるんだ」という満たされた想いが、八丸に「嬉しい気持ち」と「無限大の勇」を与えてくれたようで・・

 

・・というか八丸、アンのことが「いつからか好きになったんだ」だったんですね・・・!



おそらく、ホントに「いつからか」的な感じだったんでしょう。八丸本人も気づいていなくて・・それまでは「優しくしてくれて嬉しい」「アンに甘えるのが幸せ」ぐらいに感じてて、それが「どういう感情なのか」分かってなかったんだと思われます。そりゃ無理もない・・女の子にあった事も無かったんだし;
 でも、五空が「嫉妬させるような事」をやらかしてくれたおかげで、やっと「少し自覚」して・・ そして今、アンを守るために「自然に体が動いた」時にしっかりと自覚したんじゃないかと思います。

 

 

《ありがとう》

 

「分かった・・やってみるよオレ」

 

「やってみるじゃない・・やるんだ!」

 

 

 不動明王に言われた、「行け 私の代わりに皆の夢を叶えるのだ 今のお前は全てと繋がっている お前の可能性も――― 宇宙の無限と等しく広がっている。  「次の流れ星」として、まずは「アンを守る」という願いや約束を叶える事から・・でしょうか。

 

 

(その繋がった力 全部で―――)

 

「君を守る」

 

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「8」だった八丸の勇は、横になって「∞」に。

 

ついにきましたな・・・「限界」突破!!

 八丸に何が起きたのか、アタが驚いた表情をしている・・ 「次の流れ星」として無限の力、解放なのかな・・?

 

 

 でも、八丸って はじめは優柔不断でしたよね。。 家を出る時も決断できなくって、達磨がラインを引いて「そっちに残るかこっちに来るか」と巧みに選択を迫った事もあったし・・・最初の「一歩」を踏み出すのに とにかく勇気がいったんです。 おそらく、最初の頃の「勇」の値は限りなくゼロにかかったのではないかと・・・ だから「笑って強がって見せる」事も、「やってみるよ」と言うだけにしても、すご~く頑張ってたのだと思います。
 それでも、まだ「やってみる」には退路があって、「ダメかもしれないけど」的な言い訳余地、逃げ道があったんです。 それで「勇」の値は「8」。 だけど、「やるんだ!」には もう退路がない。 

 

・・・そして「勇」は「∞」に。

 八丸が「やるんだ!」までに《勇》を引き上げられたのは、全てと繋がっていることが実感できたからこそ・・  自分一人の力ではなく、たくさんの人達の想いが繋がってそれが「力」になるのだと信じればこそ・・ 
 生命維持装置にだけ繋がって、父ちゃんしか「つながり」を感じる事が出来なかった少年が、先端恐怖症で怖がりの少年が・・・ここまで来ましたか――――・・!! 

 

 ・・・だけど。

 

 なにも八丸だけが「特別」じゃあないとも思うんです。 「つながりの無限」ってのは、誰にもある。 普段は気づいていないだけで・・

 自分の中にも記憶や想いという宇宙があって、その宇宙にもさらに宇宙があるし・・・そうやって「全ては繋がっている」。八丸は、それに「気付いた」という事なのです。 

 

だから・・読者の可能性も―――宇宙の無限と等しく広がっている。 一歩踏み出す勇気がない人も、迷っている人も、とにかく《やってみるじゃない・・ やるんだ!!》

 

 

・・これこそ「作者が言いたかったこと」なんだろうと思ってます。 

 

 

(八丸みたいな少年世代はもちろん・・達磨や花一みたいな大人世代も・・きっと!)。

 

 

 

 

☆長駄文、読んでくださって感謝。

 

☆今週は「これってラスト近いよね?」と思えるようなものが、いくつも・・  

たとえば、 タイトルの「次の流れ星」。 このタイトル、ラスト辺りに来ると思ってたんですがね・・; 

それに「こんなオレに力を貸してくれて優しく心配してくれるアンが・・いつからか好きになったんだ」。 八丸が「アンへの想いを自覚する」のも、ラストのほうじゃないかと思ってた・・

 

《オレがアンを好きになったのも アンの中の消えない兄さんの想いや・・父さんの死の間際での約束があったからこそなのかも・・》

 

アンも八丸も、お互いの想いの中に「似たような想い」を重ねて、それが共鳴したのかもしれません・・ 

だけど、ん・・・「父さん」?? いつも「父ちゃん」だったのに父さんに昇格・・; おそらく間違いかと思われますが、ここは「父ちゃん」にしてほしいな。 八丸はやっぱり「父ちゃん」じゃないとなぁ。

 

☆竜騎、八丸の鍵につながってるみたいだけど・・ 前に弁形が牛若丸と義常の鍵をリンクさせていたっけ・・

 

☆気配を悟られない特技を持つ七志、次はどういう手に出るのかな。

 

☆完璧はないが、完成はあるのだな・・

 

NARUTOにおける「永久の美」(受け継がれる想い)と「一瞬の美」について、過去に記事にしたことがあるのですが、色々と直したい部分があり・・近いうちに書き直した記事をアップしたいと思ってます(ナルト好きブログ!にて)

 

 

 

 

 

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 サムライ8八丸伝第42話「次の流れ星」(今週のジャンプ感想
2020/03/16 サムライ8八丸伝感想・考察ブログ!

 

 

 

 

 

サムライ8八丸伝第41話「侍・七志」(今週のジャンプ感想)

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そうか・・そういう事だったんだ


そういう事って、どういう事・・・? 

 

それに、

 

「八丸! 君・・散体してるよ!!って・・

 

ええええっえ・・・御散体??

 

 

でも「心配すんな」って・・  これじゃあ「今度こそお互い死ぬかもな」ってアレ、本当に“予言”になってしまいそう。  

 

さて・・・その「散体」なのですが。

 

「侍」って、散体したら《ゲームオーバー》なのかと思ってました。 「義」や「勇」を失うと武神に見放されて「散体」して死ぬのだと。 だから侍たちは「見放される」事を凄く怖れてる感じだった・・・ムジン様然り、義常然り。 強くてかっこいい侍も、最後は「武神よ見放さないでくれ」とか「なぜだ」と戸惑ってて、あはれを感じずにはいられませんでした。でも八丸の散体は「勇や義を失って武神に見放された」わけじゃあない・・だから「結果」は違うはずなんですよね。 それに、八丸の表情は「悟り」を得たような、納得の満たされた「昇天」っぽい表情なんですよね・・どうやら八丸は不動明王の「侘び寂び美学」の答えを見つけたらしい。

 

 とにかくサムライ8は最初から「死」がやたらと出てきますよね。 第1話でいきなり主人公が「死」を選ぶという衝撃から始まり、「死」に関する言葉も何度も出てきてくる・・「武士道とは死ぬ事とみつけたり」とかね。

 

 先日「侘び寂び」について参考にさせてもらったBBCネット記事にも自然においては死は避けがたい世界の一部なのだと受け入れること》という一文がありまして・・・それで「死」とは『すべてを失う』ことじゃなくって、自然、宇宙、そして「無限」へとつながっていくようなイメージと言いますか・・「無限に近づく」ことでもあるのかなぁと思ったりしました。

 

「お前の可能性も宇宙の無限と等しくつながっている

(この前の不動明王の言葉)

 

・・・・八丸は無限への扉を開こうとしてるんじゃないだろうか・・?

 

 というのも、八丸も「今までの状態」じゃあ、極めたところで 辿りつくのは「免許皆伝」まで。 それじゃあ習得レベル∞(無限)の「流星剣」は習得できないんですよね(達磨も未収得で、「不可能」と言っていた)。  

 第2の不動明王となり「流星剣」を使うには「無限レベル」になるしかない。 2度目の「死」はそれを可能とし、自らの力の開放、レベルの縛りを開放した《限界突破》につながるんじゃないかと想像しております。 さて、どうなりますやら・・・八丸。

  

 

・・そして、八丸を悟りに導いてくれた「七志(ナナシ)」なのですが。

 

  いや、こちらも立派な侍になってて驚きました。 キーホルダーで宇宙まで飛んできたり、「自性輪身(侍の分身術ってことらしい)」まで使いこなすとは・・・八丸より、よっぽどキャリアの長い侍みたいに見える。 

  相変わらず「右手クンと左手さん」と会話してるところは微笑ましいけど(今はキーホルダーになってるみたいだけど)、「侍になって皆に無視される能力がさらにパワーアップする」とは; 

 

 これほど空気感が強いのは、あの独特なの「ふわっと感」が、綿菓子みたいにスーッと周囲に溶けてしまうのか・・・あるいは「変な奴(個性的)だからあまり関わらずにおこう」という周囲の一方的な無視が ステルス効果を生んでいるんだろうか・・?  いずれにせよこれも個性であって、見方によっては「特殊な才能」ってことになりますな(見た目はふわっとしてるけど、七志って芯は強いと思う)。

 

  でも、最初はその空気感・存在感の無さが、七志を「ボクなんか」と言わせてたんですよね。それを八丸が「そう思わせてくれたのがお前だから」と言ってくれた・・「お前だから」とね。 あの言葉が七志の恋心を・・いやを救って「侍になる願いを叶える一歩にしてくれた」。 だから「オレなんかのためにそこまで」とか「こんな今のオレ」なんて言ってる八丸に 今度は七志のほうが「そう思わせてくれたのが君だから」と答えてる・・  

 

「刀を鞘から抜かない事には切れ味は分からない」

「確か君は流星の不動明王になるんでしょ!? 願いを叶える次の流れ星に!」

「いや信じてるよ だってそう思わせてくれたのが君だから」

 

 「ボクにとってはもう 侍になる願いを叶えてくれた 不動明王にしか見えないよ」

 

  ・・とまぁ、七志のセリフはほとんどが「前に八丸に言われた言葉」なんですよね(あの時と立場が逆)。それだけ八丸の言葉を大切にしてたって事・・  こんな状態でも、七志にとって八丸は変わらず「願いを叶えてくれた不動明王」なんですね。

だから・・

 

七志は「君を一生助ける事がボクの「義」!」とまで言う。

前に三打も「お前が仇を討つためなら命をかけて助けてやる」と言ってましたっけ・・有難いじゃないか・・

 

イチゴちゃん、三打、五空、七志、リュウ、八丸・・・(苺ちゃんと三打はまだ侍じゃないけど)人数的にはあと一人、或いは二人。 今度は、彼らの方から八丸を助けに集まってくるんじゃないのかな・・・?(鍵たち大集合?)

 

 昔、八丸にとって「父ちゃん」だけが唯一の強い支えだった。 そんな父ちゃんがいなくなったら「這いつくばったままだと当時は思ってた」。 だけど、今はアン、早太郎、達磨師匠が居て・・《今を見てろよ・・オレは支えを何ひとつ失ってなんかいねェ!》と言っていた(竜と闘った時に)。 

 今度はアン、早太郎と引き離され、体の自由を奪われて「支えが全部なくなった」みたいに見えたけど・・八丸は今回も「支えを何ひとつ失ってなんかいねェ!」のかもしれない。

 

  八丸には、物理的に「引き寄せる」力があるってだけじゃなく、ちょっとした相手を想う気持ちが、相手の気持ちも「引き寄せる」とでもいうのかな・・  

 でも、八丸が七志や三打にしてあげた事って、すごく派手なことじゃあないんですよね。「カッコよく命を助けてあげた」とかじゃあないし・・・ 七志には「外に出る勇気やキッカケをあげた」とか、三打には「信じてあげた」とか 、直接的には「ちょっとしたこと」ばかり。 

 それでも「変わった奴に関わりたくない」と思う人は多いし、「嘘つきは信用できない」と思う人が多い中で、八丸は七志と関わり、三打を信じてあげた。 ちょっとした事だけど、なかなか出来ない事だったりするんですよね。 そのちょっとした事が、ふたりの願いを叶えるキッカケになり、二人の人生を大きく変えている・・

 

  

さて、ラスト・・七兄弟の鍵と八丸の鍵が「合体」し始めてますねぇ。 これも八丸の「つなぐ」力のせいなのか・・ 

 

《散体》とは対を成す反対語のような《合体》という言葉が気になりますが。

 

 8つの箱が合体して1つの「箱」になっていく。まるでパンドラの箱のような・・・・

 

 

 

☆長駄文、読んでくださって感謝。

 

 

 

☆七志も「パンドラの箱の鍵侍」であることは、公認じゃあないけど もう「当確」扱いしちゃっております。三打も侍になればそうなるのかなと・・

 

☆カーラが言うには「刺星」がいわゆる「マンダラの箱」であって、それは不動明王のロッカーボールでもあるらしい(そして達磨の故郷であるとも)。 アタや達磨にとっても懐かしい場所であって、「まさかこんな近い場所に」って感じだろうなぁ・・

 

☆現在、不動明王は三輪身状態の1つである「h粒子がばらまかれている」状態になってるらしい。だから、その状態を「解除できない」と前に言っていた。もし、あの箱(ロッカーボール)を開けたら不動明王の今の三輪身状態が解除されちゃうのかな・・?  

 

☆なんだかなぁ~・・あのまぁるいロッカーボールが、達磨のまぁるいスリープモードと重なって見えてしまう。

 

八丸の「今度こそお互い死ぬかもな」とか苺ちゃんの「みんな死んじゃう」は気になるところ。 もっとも「死」は新たな段階という意味かもしれないけど・・

 

☆ナナシ達の街では(アン兄に限らず )名無しの子供たちは「七志」と名乗る事を夢見ていたとか。 侍・七志となったナナシは「名無しの子供たちにとって希望の星」でもありますな。

 

☆連載開始前の予告編で、八丸が「流れ星」にあれこれと願い事をしてましたっけ・・ 八丸は、仲間たちの願いを叶えることでも 「不動明王(流れ星)」に近づいていたんだなぁ・・

 

☆コミックス4巻読みました! 大久保先生の「ラフイメージ画」が素晴らしい・・!!達磨って白髪・・?

 

 

 

 

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  サムライ8八丸伝第41話「侍・七志」(今週のジャンプ感想

2020/03/09 サムライ8八丸伝感想・考察ブログ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サムライ8八丸伝第40話「支えの喪失」(今週のジャンプ感想)

 

 

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やっと追い着いたよ 八丸!


 待ってたよ~、ナナシ!!

 

 八丸最大のピンチに颯爽と駆けつけたナナシ。 ついに鍵侍になったんですねぇ~・・・!!(立派なキーホルダーまで連れて・・というか、どうやって八丸の居場所が分かったんかな;)

 

 次に出会う「パンドラの箱の鍵侍」こそ きっとナナシ!と期待はしてたけど、ナナシの方から来てくれるとはね・・・ あ、でも そういえば《今度はボクの方から》って言ってましたっけ。 

   だけど、その時 八丸はこう言ってたんですよね・・《ヘタしたら今度こそ お互い死ぬかもな》って。 縁起でもない事になっちゃった・・たしかに、今回は八丸最大級のピンチ。

 

 

「見えた・・ 八丸の杖(ささえ)が・・・ 全て・・なくなった」(達磨)

 

 

 って・・いや、コレ相当マズいでしょ!

 

 アン早太郎と引き離され、しかも「候剣」で手足を斬られ、さらには侍の命ともいえる「鍵」まで抜かれるとは・・・!! というか、「侍」って鍵を抜かれたら即ゲームオーバー「散体」だと思ってました。 八丸は「勇と義が強いから生きている」らしいけど、気持ちだけでもってる・・ってことですかね;  

 なんだか生命維持装置に繋がれて動けなかった、昔に逆戻りしたような感じになっている。。 

 しかし どう考えても、今の八丸が実体のアタと遭遇したら 「こうなっちゃう」のは自明の理。 八丸は まだ免許をダウンロードしたばかりの「初級者」で、一方のアタはレベル99ぐらいの強者ですから・・・正面から向かっても太刀打ちできる筈はないのです。 

 

 

・さて、そのアタですが。

 

 この前の「自性輪身」状態と比較すると桁外れの強さですねぇ。 あの師匠たちを一瞬で「別の宇宙領域」に閉じ込めてしまうんだから・・(せっかくあの二人の共闘を見られると思ったのに;) アタ、ここまで強いとは・・(ちょっとなめてました)。

 

 このレベル差じゃあ、まともに向かっても勝ち目はなさそうなんで・・・とりあえず八丸の今の状態を「何とかする」のは大前提として・・・作戦?をちょっと考えてみました。

 

・1つは、「なんらかのチートで八丸を強化してアタレベルに到達させる」方法。

 

 たとえば、誰かから「新しい鍵」をもらって体を再生する、そして もし「新しい鍵」が「免許皆伝済みの鍵」だったとしたら・・・いきなり八丸は「免許皆伝レベル」まで達できる(かもしれない)。 このまえ弁形が、達磨を見て「免許皆伝の鍵は価値がある」ようなこと言ってましたでしょ・・ 免許皆伝の鍵を付けたら「チート可能」なのかも。 もちろん、その場合いったい《誰の鍵をもらうんだ?》って話になってしまうのですがね・・;

 

 

。2つめは、「泣き落とし作戦に出る」。

 

ようするに、アタの「情」に働きかけ揺さぶって訴える作戦というわけです。 そんなの、こんな敵に効くかぁ!って思うでしょ・・でも、「効く」可能性はアリだと思うんです。 アタに何かしらの「弱み」があるとしたら、それはおそらく《かつての色々》・・・

 

 

・アタの「色々」

 

前に、達磨が「アタが裏切った理由」として こう言ったことがあるんです。

 

色々あったが 簡単に言うなら私欲のためだ」って。

 

 ・・その「色々」です。

 

「色々」って一言でいうと簡単ですけど、本来そういう「色々」って略しちゃダメだと思うんです。 「色々」には複雑な伏線があり、そこには「解決の鍵」があると思うんですよね。  ま・・達磨はそれらの事情を知ったうえで(時間的な理由で)略しただけでしょうが、それでも その「色々」の中にアタを知り アタを倒すヒントがあるはずなんです。

 

しかし、その「色々」の一端を、自分から喋ってくれましたなぁ~・・・アタ(というかよく喋るなぁこの人)

 

 

 (アンを取り上げられた八丸が「そんなのオレが許す訳ねーだろ!?」と叫んだあと、アタはこう語り始める)


「娘を想うか・・」


「確かに白き刃を見せた ・・前回と違いお前とあの娘の間には強い「勇」と「義」で結ばれている」


「お前のように一度強い「勇」と「義」を持った奴はなかなか散体も出来ず ここで生き続ける事になる」

「希望・・その不確定なものにすがりついている限り お前は死ねない」


「昔・・今のお前と同じ状態にされた ハンナというなじみの美しい女侍がいてな・・」
「何十年も試し斬りの素体にされ続けた 彼女の「義」は・・」
「不出来な侍の弟を一生守り抜く事だった」

「お前は本当の地獄を知らない 生き地獄を・・」


「それは弟にとっても同じだった 姉を生き地獄から救うには己が死ねば事足りる」
「だが弟は死ねなかった・・侍の死ねぬ体を呪ったそうだ」

 

 

そうか、「ハンナ」って・・・「アタのなじみの女侍」・・っていうか「姉さん」なの??

(先週の感想で、ハンナってお師匠さんなのか?と書いちゃったので謹んで訂正します;) 

 

 以前、達磨がアタにこう言ってたんですよ、「それをハンナが望んでいると思うのか!?裏切り者になってまで 」と。

そしたらアタは、「先に裏切ったのはオレじゃない 武神です」と答えていた。

   

 

 達磨が言ってた「色々あった」の中で、アタが「武神不動明王に裏切られたと感じた出来事」・・・それが「ハンナ事件」だったのでしょう。 それがアタが裏切る「原因」の1つになったのは間違いない。

 

で・・アタのセリフからは「ハンナへの想いの深さ」が見えてくるんです。

 

 たとえば、八丸の反応に「娘を想うか・・」って言ってますよね。 アタ、そこが気になるんだなぁ・・と。 

 普通だったら「それがどーした?」とか「今のお前にはもう姫は必要ないだろう」とか言いそうなものを、「娘を想うか(しかも思いじゃなくって“想い”)」。 これが意外でした。

 八丸のリアクションに「アンや早太郎への想い」を感じたって事は、アタにも「想い」を敏感に感じ取る心はあるって事です。 「ある」というか、ありすぎるのかもしれない。

 

 しかも そのあと八丸の「想いの強さ」を試すようなことを言って、八丸が「そんなわけあるかっ!!」と否定したら「・・・それを聞いて安心したぞ」と表情を変え、「希望・・その不確定なものにすがりついている限りお前は死ねない」と八丸の目を覗き込んだ。 

 

・・この時のアタの「目」は、まっすぐ八丸を見てるようで「八丸を見ていない」。 

 

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「希望」・・その不確定なものにすがりついている限り・・

 

 

 アタは「かつての自分」、そして「ハンナ」を見てたんじゃないかな・・ 八丸の瞳の中に「かつての光景」が浮かんでいたのかもしれない。

 

 本来八丸は、アタにとって目的達成のための「材料」でしかなく、こんなに構わなくっていいハズなんです。 なのに、アタは八丸に「関わる」。 八丸の「父ちゃんへの想い」やら「アンへの想い」に引っ掛かってるんです。 

 今回も八丸の「娘(アン)への想い」が、アタの心に引っ掛かった。そのまま素通りできず、過去話まで始めた。 八丸を見ると、アタは「過去」と向き合わざるを得なくなるのでしょう。 その想いの強さ、深さが・・かつてのハンナと自分を思い出させてしまうのかもしれない。

 

 (ハンナは「今の八丸と同じ状態」にされていたという)

 

「弟が死ねば、姉は生き地獄から救われた」・・ということは、姉ハンナは「弟を生かす為、守る為」に(八丸のような)「回復ソケット&試し斬り素体」にされんでしょうか。 それをアタは「生き地獄」だと言った・・・ 

 そして「姉と弟」に生き地獄を味わせた この世界こそ「リアル地獄」だという事なんですね。  ハンナをこんな目に遭わせた この世界は地獄だと・・・ だから「この世界を無くして造り直す」と・・・(どっかで聞いたことがあるなぁ;)

 

「希望・・・その不確定なものにすがりついている限り お前は死ねない」とも言っていたけど、ハンナの弟も「死ねなかった」というんだから、かつて「希望にすがりついていた」ってことになる・・・・

 うむ・・アタも元々は八丸のように「強い想い」を持つ、愛情深い人物だったのかもしれない。

 

 今、アタの周囲にいる人達と言えば、無機質っぽくて不気味なニリ姫と、人形のように無表情で何でもいいなりの「一角~七角」。 およそ「感情の無い」世界に居るんですよね。  

 なんだかなぁ~・・アタは自分の「想い」を封じ込めるために、そういう環境に身を置いているんじゃないかと思えてくるんです。「想い」をね・・

 だから、アタに何か弱点があるとしたら、その「想い」じゃないかと。 その封じ込めた「想い」をこじ開け、解放させる事が出来たなら・・突破口が見えてくるんじゃないかと思ったりするのです。 

 

 「何をしたらハンナは喜ぶのか」・・・それを八丸がアタに伝えることが、出来たらなぁ~・・・ もちろん、この状況で八丸がいかに「希望」を失わずにいられるか、そして「心眼で」何かを見出せるか・・それが出来ないと、それも可能にはならないわけですが(八丸がんばれ!)。

 

  

・そして「一角~七角」の姫にさせられたアン(そして早太郎)ですが。

 

 「一角~七角」といっても、アタが話しかけてるのはいつも一角だけなんですよね。 そして、とにかく彼らは「無表情」。 アタの命令を忠実に聞いてるだけで、自分たちの「意志」ってもんが無いんかい??と思ってしまうぐらい・・・彼らには感情も想いもない。 

 彼らは八丸と同じようにフルタ博士という「父ちゃん」に造られた7人兄弟なのに、育った環境の違いでこんなにも違ってしまうものなのか・・ なんだかこの子たちが不憫でなりませぬ。 彼らはただ、「愛情を知らないだけ」なんですよね。

 

 この状況、八丸はすぐに助けに来られそうにないし、アン(と早太郎)が何とかするしかないわけで、彼女に何か出来るとしたら「愛情を教える、伝える」事じゃないだろうか・・? 「兄弟のつながり」を知っているアンだからこそ、八丸の「兄弟たち」に何かを伝えることは出来るかもしれない(と思ってるのですが)。

 

「杖(ささえ)」・・・兄弟ってのは互いを想い、互いを支える「杖」みたいなもんなのかな?  そばにいて、或いはそばに居なくても、どちらかが倒れそうになったら支える、助ける、守る。そういう存在なのかな(と想像してみる)。

 《八丸と七兄弟》、《アンと七志》、そして《ハンナと弟》・・・どうやらこのエピソードは「兄弟の愛情」が重要テーマの1つになっていきそうですねぇ。

 

 で・・一角の「内なる宇宙」(心の中)なんですが、中に浮かぶ星は「キューブ型」なんですね、球(ボール)じゃあない。 彼らの本拠地が「キューブ宇宙域」だからなのかな・・・?

 でも、彼らが開けようとしている「マンダラの箱」は「球体」。 そして「球(ボール)宇宙域に住む」八丸たちが開けようとしているパンドラの箱」は「キューブ型」。 これまた「逆」なんですね。 

 八丸たちが開けようとしている「パンドラ(キューブ型)の箱」とは・・・もしかしたら「キューブ型の宇宙」、あるいは「キューブ型の内なる宇宙(心)」でもあるんじゃないだろうか・・?

 

 「箱の鍵」の役割は、なにもガチャガチャと箱を開けるだけでなく、「心の扉を開かせる」・・そういう役割なのかもしれないなと。 七人兄弟の「箱(心)」、アタの「箱(心)」を開けられるのは、八丸達なのかな‥と思ったりします。

 

 そして、前に八丸が《ヘタしたら今度こそお互い死ぬかもな》と言った時、ナナシはこう言っていたんです・・

 

「それでもいいんです 何もしないよりは 自分がここに居るような気がするから」って。

 

 ここ・・『心』ですね。 次の物語の「鍵」は、想い・・そして「心」なのかもしれません。

 

 前の時は、八丸がナナシに色々語って「ナナシの心」を開けて助けてくれたけど・・今度は「ナナシのほうから」、八丸を前向きにせるような言葉がもらえるかもしれない。

 

では次回・・・その侍になった「ナナシ」の活躍に期待することにいたしましょう!! (楽しみ)

 

 

☆長駄文、読んでくださって感謝。

 

 

☆にしても師匠たち! いきなり異宇宙に飛ばされて閉じ込められるとはね;
免許皆伝の二人が力を合わせれば《烏枢沙魔×金剛夜叉》のアタの技を解く方法は見つかるのではと思ったりしますが・・ただし時間が無い。達磨は10分で寝ちゃうし、花一はどうなんだろ?

 

☆あと、また疑問なのが《アンは一角~七角の姫として契約可能なのか?》という点。


運命の侍と別れたら新たな侍と「契約できる」という話だったが、それってどういう契約なの? 「ロッカーボール」を通しての契約かと思ってましたが、そういう訳じゃないようで・・; 

 

☆んーーー「運命の侍」は初探式で見つけたロッカーボールで侍になった者限定? 

 あとは「運命じゃないけど」普通に既成の侍と合意の上で契約することも可能って事なの?  姫たちが見つけた「2つ目以降のロッカーボール」で侍になった者は、そのまま姫無し状態で侍になるの?それとも、侍を持ってない姫と自由に契約できるの??

(あの~~~こういう「基本事項」は説明していただきたいです。ホント)

 

 

☆八丸が、以前と同じような状況(動けずコードに繋がれている)になったという事は、もう一度「元の状態からやり直し」、そこからの第二の覚醒の可能性もありかも。たまにゲームでも「ここで全部取られちゃうの?」状態からの覚醒ってのはありますから;

 

 

☆竜が「2つ侍魂を持ってる」理由もそろそろ明かしてほしい。 もしかして誰かの「鍵」をもらって復活、そのまま侍魂を2つ持つことになったとか・・?

 

 ☆ハチ丸、アン、ナナシ・・・あわせて「ハンナ」(なんて・・;) でもこの3人が重要になるのは間違いなし・・かな?

 

☆早太郎の「ニャー・・・・」がひたすら切なく悲しかった・・;動物を悲しませないでおくれ・・。

 

 

☆コミックス4巻、3月4日発売です! 

 

☆「いい奴とスゴい奴」・・チョウジとシカマルの雑考です。竜の「お前はいい奴だ」を見て思ったのがコレでした↓↓

 

konohanogenin.hatenablog.com

 

 

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 ☆サムライ8八丸伝第40話「支えの喪失」(今週のジャンプ感想

サムライ8八丸伝感想・考察ブログ! 2020/03/02

 

 

 

 

サムライ8八丸伝第39話「奇襲」(今週のジャンプ感想)

今週はコレ・・ 

 

《みんないい奴だ》《みんなやられちゃう》

    

 どっちの「みんな」も気になるなぁ~・・ 「みんな」って、どこからどこまでなのさ?? 

 

(まずは「みんないい奴だ」のほうから)。 

 

 

・みんないい奴だ

 

さて、いい感じに落ち着きましたなぁ~「八丸とアン」。 

  

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オレはせいいっぱい・・いや・・死んでもアンを守ると誓うよ!

 

八丸の「死んでも守る」。 前の時は、こうだったんですよね・・ 

 

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せいいっぱいアンの事を守ると誓うよ

 

そして、こう続けてた・・

 

 

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それは嘘じゃない

 たしかに、そうだった。 せいいっぱい守る・・それは嘘じゃあなかった(失敗はあったけど)。

 

そして、今度はこうだった。

 

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アン・・君だからだ

 

八丸の表情が柔らかく、優しくなってる。 こんな表情で「君だからだ」なんて言われたら、きゅん♡としてしまいそうだけど・・・いや、 なんというか微笑ましい。 実に微笑ましい。 そして、アンは「君だからだ」・・この言葉がいちばん聞きたかったんですよね。 「姫」というビジネスパートナー枠を超えたつながり・・・人としての繋がり。 

 

一方で八丸のほうは・・「アナタはまるで兄さんだった」なんて言われて。 コレは正直キツい! なかなか残酷な言葉ですよ・・ さすがに八丸も、かなりショックを受けた表情してましたね。

 

 今まで自分に優しかったのは「他の誰かの代わり」としてだったなんて・・ 

ま、「兄さん」だからいいようなものの、これが「元カレに似てたから」とか言われたらもう・・普通はここで終わるかな;

 

 八丸はショックは受けたものの、アンの話を聞きながら(名無しの話を聞いて)(そうか・・なるほどアンもナナシと同じ街の出身だったな)と考えたり、「アンを守りぬく・・オレと同じ「義」もあったのか だから兄さんとオレを重ねて」とか「そっか・・そういう事か」「今は 兄さんとオレの違いが見えてつい避けてしまった」(ということか)と分析したり。 すごく冷静なんですよね、アンの立場になってアンの気持ちを考えて、感情的にもならず、凹み過ぎることもなく・・ 

 

 そして、キッパリ「オレはアンの兄さんじゃない」とも言えるし(ここは はっきりさせた方がアンの為にも正解)、「アンが優しくしたかったのはオレじゃなくて兄さんの面影に対してだ」とか、実に的確で鋭い。 ・・・やはり八丸は《分析派》ですな。


 前に弁形の艦に潜入するミッションでは、達磨に「分析能力」を評価されて データを渡されて「分析」を託されたものの・・・結局あの時は千さんが全部やってくれちゃったんですよね、アレレ・・とは思ったんだけど; でも、こんなところで意外な《分析能力》を見ることが出来た。 しかも「敵」の分析じゃなくて「仲間」の心の分析が出来たって言うところがね・・・

 

 それと、これが意外だった・・八丸が「前アンが急に優しくなった違和感も分かったよ」と言ったこと。 そうか八丸・・ず~っと持ったままだったんですね、あの「違和感」を。

 

で、「あの違和感」ってのは、見下星でアンを守れなかったことを謝った八丸に・・「何度も謝らなくていいよ、それにさっきも言ったでしょ?」「だから私がいるんです」ってニッコリ笑ってくれた。 あの時、八丸は《?》と不思議そうな顔してたんです。

  
 そして、こう聞いていたんですよね・・「アンは何でこんなに優しいの?」って。 だって、それまでは何かと《ぷぃっ》とされてましたから・・
 そうするとアンは「ひ・・ひ・・秘密です」って答えてた。 心の中では(アナタは兄さんと私を繋げてくれてる人)って・・   

 

 あれ以来、八丸はずっと気にしてたんですね。 《アンは何で優しくなったんだろう?》って・・ (すっかり忘れてたのかと思ってた)。

 

「?」と思った違和感、疑問は《放っておかない》・・・そして理由を「知りたい」と思い、分析しようとする。 性格的には明るくさっぱりしてるけど、そこはさすが「博士」の息子であり、トップゲーマーならでは。 意外と冷静な分析派・・いや、「相手の心を知りたいと思う優しさがある」・・そこが八丸の強みでもあります。

  
で、ここからですよ・・八丸の「いいところ」は!


「でも」

「アンの想いや大切なものが知れてちょうどよかった!」
「あ~~~~~~~!!!なんかスッキリした!!」

(ニコニコ)



・・・・な、なんつ~切り替えの速さ! 



 神速切り替え、羨ましいぐらいのポジティブ思考、スッキリ感。

八丸って、一度「そうか」と納得すれば後腐れなく切り替え速いんですよね。 しかも「今まで優しくしてもらってたのは、オレだからじゃなくて別の誰かの代わりだったから」なんて凹んでも仕方ないような事態を、「かえってよかった!アンの想いや大切なものを知れたから!」って捉える事が出来る。 ここがすごい・・・

 

 物事のいい面と悪い面、どちらの面を取るか・・八丸は「いい面」を見る事ができる。 これこそ八丸の《パンドラの箱を開ける鍵としての能力》なのだと思います。 八丸の、こういうものの見方考え方、それこそが「鍵」なんだろうと・・

 

 

そして「いい面」といえば。

 

「もう・・ボクの出番はなさそうですね 強い「勇」を感じます」 (五空)

「やっぱり いい奴だな」 (竜)

「どうも」

 

そもそも五空が「もう」出番はないと言ってるところを見ると、五空は引っ掻き回したかった訳じゃなくて、意識的に「くっつきそうでくっつかない二人を何とかしたい」と思ってたような気がします。 うん・・・やっぱり五空も「いい奴」だ。

 

ところで・・竜が言う「いい奴だ」

 

竜って、先週も「皆いい奴だ」と言ってたし、やたらと「いい奴だ」って言いますけど・・なんだか竜が「いい奴認定」出した人は みんな「いい奴」なんだろうと思っちゃいます。

 

で・・竜の「いい奴認定」の基準ですが、人間誰だって「いい面と悪い面」があって、完璧じゃあないわけでして・・・竜の場合は「何かしらのいい面があれば いい奴」と認定している感じがある。

 

 三打だって(骨河と名乗っていた頃は)色々悪さをしてたけど、それでも竜の気持ちを慮るなど「いい面」があった。だから竜は、何があっても一貫して三打のことを「いい奴だ」と言っていた・・・もはやこれも才能と言いますか。 

 

 竜は、人間の「いい面」を見つけて「いい奴だ」と信じることが出来る能力を持っている。 

 ものごと、人の「いい面」を見つけることが出来る・・これはやはり竜の《パンドラの箱を開ける鍵としての能力》なのかもしれません。

 

《どう見るか・・そしてどう見せるか》というね。

 

そして・・・八丸とアンが気になって、傍でそっと二人の会話を盗み聞き・・じゃない「並んで立ち聞きしてる三人の絵」がいい。 達磨は八丸を尾行?してたのか、三打も八丸を探していたし・・彼らも五空も、ふたりを「放っておけなかった」んですね。 それだけで十分優しいし・・うん、


みんな・・いい奴だ。 

 

ふたりを優しく包む、窓の外の美しい星々・・・  

達磨師匠の満たされた表情、八丸らを温かく見守る「いい奴ら」たち。 

そして八丸とアンは、ここで「いい感じになって勇を蓄えた」ことだし、これで臨戦態勢、最強状態で完了ってやつですね。 

 

 でもね、この「やたら満たされた幸せ感」と、八丸の「死んでも守る」のかっこいい誓いなど・・・何故かやたらといい感じのこのムードは、イチゴちゃんのこの一言で「不吉な予感」へと一転するのです。

 

  

「みんな・・やられちゃう」

 

今まで全て的中させてきた苺ちゃん・・・(いやな予感しかねぇ~~;)

 

 

・みんなやられちゃう

 

アタ、前回は自分を「自性輪身」させて飛ばしてきましたが、今回は「艦を自性輪身」して速度を上げてきたのだとか(自性輪身について詳細説明はないので、漠然とNARUTOの霊化の術みたいなもんかと想像してますが)、それには相当なエネルギー(つまり侍魂が必要らしく、その為に無差別に侍魂を回収しまくっていたんですね。 もはやアタにとって侍の命(侍魂)はエネルギーでしかないのか・・

 

そして、出た! 今度は花一の人間モード・・そして《猫又》

 

ウサギさんは「猫又」になるんですね。

 

 達磨のお師匠さん(ハンナ?)の侍魂で、花一の分も「体を開放」出来るみたいですが、そのシステムは今ひとつわからない・・; 

 五空も師匠の人間姿は「現実(リアル)で見るのは初めて」だそうで・・ってことは、もしかして五空もゲームで見たのかな? 八丸も「どっかで見た」と言ってるけど・・お、思い出したまえ!

 

(花一はネコらしく首に「鈴」模様付けてますな。 達磨は犬らしく「骨」デザインのプレートを留めてるし・・なんだかかわいいなぁ)。
 

 

《烏枢沙魔流 星寄せの猫侍 威掻くの花一》

そして

《金剛夜叉流 星砕きの犬侍 魔噛みの達磨》

 

・・ふ、ふたりとも、かっけぇ~・・・!

 

(二人なのか、二匹なのか・・どう見るか;)

 

   千さんは「免許皆伝のこの2人が手を組み闘う姿 よもや目に出来るとは思わなかった!」と言ってるけど、昨日の敵は今日の友・・よもやとか、まさかとか、不可能と思われた事が可能になる。 素直にワクワクします。

 

達磨の「洋犬」+花一の「猫又」vsアタの「竜騎」。 

 

デザイン的にもいかにも宇宙SFっぽくて、これは文句なしにひたすらカッコいい(これは是非とも誌面で実物の絵を見てね!)

 

 竜騎って、仮面ライダー(ありゃ龍騎か)・・ドラクエか、竜騎士的なものかな? 犬と猫コンビがドラゴンに立ち向かうのか??とも思うけど・・ここは弟子たちの前で師匠たちがカッコいいところを是非とも見せて欲しいもんです。 

 

 そして・・花一は「星寄せ」なんですね、星を呼び寄せ集めるメテオ的な大技を使うのかな・・? どんな猫関係ワザが出るのかも楽しみ(ね・・猫パンチ??)

 

 ただし、師匠たちは「タイムリミット付き」。 アタは八丸の因縁の相手だし、このあと八丸達が出陣になるんだろうし・・  艦には一角から七角までの八丸の兄弟達も揃ってるみたいだし、師匠戦のあとは七兄弟との対面あるいは対戦もあるだろうか。 

でも苺ちゃんの「みんなやられちゃう」が気になります。  八丸が「死んでも・・」とここで誓ったり、この前には三打が「お前の敵討ちのためなら死んでも」って言ってたり・・イヤな予感しかしないなぁ。 だけど・・・

 

「みんな」って、どこまで「みんな」?

 

そして「みんな」と何のことだろう・・人とは限らないし、モノやら星やら・・何のことだろう。 それにアタも含めて「みんな」やられちゃうパターンもありかなと思ったりします。 なにせカーラは、花一をカンタンにお払い箱にしてますからね・・  アタは中ボスに過ぎないし、利用し終わったら「簡単に捨てられる」可能性もある。 

 

 

・・ アンと八丸の背景にある、まぁるい船の窓・・そこから見える星々の絵が、本当に絵のように美しい(絵だけど)。 この前、八丸が見た「自分の内なる宇宙」みたい・・・

 広い宇宙は、広がる無限∞の夢でもあるけど・・アンが「兄さん」を語りながら見つめる宇宙の絵は、なんだか切ない。 窓に映る星が雪のようにも見えて・・アンが自分の「心」をのぞき込んでいるようにも見えました。 

 

して、八丸が「死んでもアンを守る」と誓った時、窓の外には流れ星が・・ あの流れ星は、武神の魂が宿った事を意味するのか、それとも・・

 

 

ほっこりする温かい現実と美しく優しい風景と・・ そして 

切なく悲しく厳しい現実。 そして・・

 

 (亀ホルダー、でかすぎ!)

 

 

☆長駄文、読んでくださって感謝。

 

 

☆アタって・・「2つの流派の免許皆伝」ってのは、普通にすごいことではあるんだけど。だけど「一人で2つ」より「一つずつだけど2人」という話になっていくんだろうなぁ。

 

☆アン・・兄さんを思い出すのが辛くて、それでロッカーボールを漬物石にして外に出してたんですねぇ・・;

 

☆アンの兄さん七志は「志が7つ、一番大切なのが8番目になっちゃって合計8個」。八丸達の鍵侍もやっぱり「1~8」の8人じゃないのかなぁ(それなら三打も可能性あり)

 

☆千さんは出撃なし? ま・・有名な「静寂の千」とはいっても、達磨や花一ほどではないのでしょうな。 千さんは当面、解説役かな。

☆ニリ姫って不気味・・体どうなってるの?艦と一体化してる感じもあるし;

 

 ☆なんで八丸は《姫だからってわけじゃなく、アンだから》と思えたのかな?  

 

今のところ、ふたりの間の感情は「恋愛」とはちょっと違うと思うんだけど、でも五空に嫉妬した事で「アンがいかに大切か」を思い知ったのだろうか。

 で・・五空は、八丸の感情が「恋」なのだと感じているのかもしれない。 八丸本人が気づくよりも前に・・

 

☆意外と御本人よりも、客観的に見てる他人のほうが「潜在的な恋心」に気付くこともある。例えばこれ・・(NARUTOの例だけど)↓ 

konohanogenin.hatenablog.com

 

  

 サムライ8八丸伝第39話「奇襲」(今週のジャンプ感想

(22/02/2020 サムライ8八丸伝感想・考察ブログ!)

 

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サムライ8八丸伝第38 話「アンと八丸と五空」(今週のジャンプ感想)・・ウサギとカメと「戀(恋)」の物語

  さて今週のサムライ8、面白かった・・! 簡単に感想を言うならば・・「ウサギとカメ」と「恋(戀)」の物語だったような。??

 


「運命がなんだって?」

 

(ズバッ)


「!?」

 

「運命の姫は運命の侍に付くもんだ! で・・オレがその運命の侍だ!」とのたまった八丸を、五空がズバッと斬った・・

 

いやぁ・・・五空の容赦ない刃が ここでは小気味よかった!

 

『「侍」としての心構えを履き違えている』

 

・・うん、八丸はそうだったかもしれないね。 いつもニコニコ爽やかで、口調も極めて丁寧な五空ですが、言う事はハッキリ言いますなぁ~~!! 

 

 時には鼻につく言動(八丸にとっては)があったり、「余計なお世話的」にお節介なところもある。 だけど、それは 五空本人が言ってたように《ボクには姫がいない だから君のような何も分かってない侍を見ると 我慢ならないだけだ》・・・放っておけなかったのだと思います。 大切なモノの「大切さ」を分かってない奴が、それを失ってしまうのを・・このまま放っておけなかったんじゃないだろうか。

 

・・ところで。

 

今回一番《気になった絵》はコレでした。

 

f:id:papikonohanogenin:20200217112340j:plain

仲良く並んで飛ぶカメとウサギ・・・

 

 はい、“ウサギとカメ”さんです。

 

これがまたね・・実にいいタイミングで、入るのですよ。

 

まずは、最初に五空と八丸がバチバチと衝突して「はじまる」ところで《ウサギとカメ》の絵。 さらに、試合で八丸が負けて「くっそーーー」と悔しがる場面で《ウサギとカメ》。 次に、いよいよ五空が八丸にガツンと「お説教」して、八丸とアンはそれぞれキリク姫(千さんの姫)と千さんに相談して・・そこで《ウサギとカメ》。そうしていよいよ八丸とアンは互いの気持ちを確かめるために向き合う・・・ という感じに、舞台の幕のように場面転換で《ウサギとカメ》の絵が入るのです。 手をつないで仲睦まじく飛ぶ、ウサギとカメさんの姿が・・ だから読んでてまるでキーワードのように気になったのですよ・・《ウサギとカメ》さんが。

 

(ま、連結して互いの船を行ったり来たりできるようにしたって事なんですがね;いきなり皆が消えちゃってカメさん(洋犬)も驚いたでしょうな・・)

 

 そして《ウサギとカメ》といえば 童話の「ウサギとカメ」・・・ 

 

 今週の話に限って言えば「ウサギ」が八丸で、「カメ」が五空だったんじゃないかと思うんです。(本来 亀に乗ってるのは八丸だし、兎に乗っているのが五空だから、これも「真逆」あべこべなんですがね;)

 

・・つまりですね;

 

五空に勝負を持ちかけた八丸は「ひとつ言っとくが 運命の姫は運命の侍に付くもんだ!」「で・・オレがその運命の侍だ!」と言ったあと、ズバッと五空に斬られてしまう》・・この部分なんですが、

 

《姫が付いてる八丸(ウサギ)は、姫がいない五空(カメ)に、勝負しよう!と持ちかけます。でも八丸が「オレには姫がいるから」と気を抜いていると、その隙をつかれて五空に負けてしまうのです》・・とまぁ、ウサギとカメのお話風なのです(と思った)。

 

 ウサギとカメのお話は言うまでもなく「油断大敵」奢るべからずといったお話ではありますが、あの物語のウサギさん・・何で負けたのだろう?

 

 達磨は、八丸が負けたことについてこういってましたよね・・「八丸は本当の敵が見えておらん」と。 ウサギさんの本当の敵は「カメさんではなかった」のだと思います。

 

ウサギさんが負けたのは「自分の足を過信して油断したから」でもあるけれど、「自分の速い足」を当たり前にあるものだと思っていたこと・・ その有難さや大切さをちゃんと認識していなかったことにもあるんじゃないだろうか。 だから「ほっといたって勝手に勝てる」とでも思っていたのでしょう。居眠りぐらいしたって大丈夫だって・・

 

 八丸は「姫がいるから」と高をくくり、せっかく姫が手助けしようとしているのに「ほっといたって勝手に直る」と断った。 その結果、アンは「行きましょう」という五空の誘いについていってしまrた・・ 完全に「八丸ウサギの負け」です。

 

 「運命」だって、カンタンに逆転されちゃうこともある。「絶対」じゃあないんですよね(ネジの話を思い出すなぁ~・・)

 

・・というのもですね、今回キリク姫の話から、いろいろとまた「新しい事実」が明らかになりました。 おかげで「今まで疑問に思っていたこと」のいくつかが、今週も解けたってばよ・・・!

「今まで何度も別れた侍と姫を見てきたけど そういう人たちは互いの本質を見てない」


そして侍を失った姫は、


「新たな侍と契りを交わすだけよ」

・・・えっ、そんなカンタンに離婚再婚を繰り返すんかい;

 いやはや、そういうシステムだったんですね。 それで「姫無し侍」がかなりいる訳ですか・・。 そして姫は、別れたら新たに見つけたロッカーボールで新しい侍とまた契約する・・・そういう事だったんですね(はぁ~~~やっと少し理解できたよ;)


 ということは、かなり「姫側に有利」じゃないですか?このシステム。 姫は別れても、また新たな男・・じゃない侍を見つけられる。 だけど、侍は一度捨てられたら おしまい。 それじゃあ、八丸だって『アンにふられちゃうかもしれない』わけで、うっかりできないって事になる。

 だから・・前に達磨が言っていたのかぁ、アレ食べたいコレ食べたいとか言い放題な八丸に「フラれるぞ」と;

 でも、これ すっごく重要な事ですよね。 もっと早く、ちゃんと八丸に教えてあげるべきだったんじゃないの・・達磨師匠?? こればっかりは「失って初めてわかる」じゃあ遅いってばよ;

 

 

 八丸は、いつも側にいてくれるアンの存在を「当たり前」と思い始めていて、その有難さやどれだけ「自分に必要なのか、自分にとって大切なのか」が分かっていなかった・・ 五空には「君はアン姫をちゃんと見てない」と言われた。 見ようとしていない・・というのかな。

 

この前、不動明王にも こんなこと言われてましたよね。

 

《お前は箱の中のものを見ている》
《だが気付いていないのだ》って。

 

大切なモノの大切さに気付いてない・・・ちょっと厳しい言い方をするならば、八丸は「運命」という言葉の上に胡坐をかいていたんじゃないだろうか。

 

五空は、こんな事も言っていた・・・《運命が必ずしも“恋”に発展する訳じゃない》

 

「君と姫の間にあるのは 赤い糸か はたまた縛りつけた鎖か どっちかなぁ?」

 

「ひとつ言っとくよ」

「恋は人がするものだ」

 

五空が、八丸に問いかけた「恋」という言葉。 そして五空が仕掛けた「恋」の試練

 

「恋」・・なんでいきなり「恋」なんて言い出したんだろうと思ったのですが。 

その「恋」の文字・・・



 旧字体では、

 


 意味としては《2つの糸が絡んで もつれるようにあって、その間に「言」←これは刃的な意味があるらしいのだけど、これで切ろうとしても切れない、絡んで解れない・・そういう「心」を表す》らしいです(諸説あって、これは諸説を絡めてます)

そうか、それって・・・前にアンが「七志兄さん」のことを思い出していた時、こんなこと言ってましたよね。



《ぐちゃぐちゃに絡まってて ほどけない記憶》


《ずっと絡まってた結び目を解こうとしてきた》
《忘れたかった・・やっと解けそうだったのに‥》
《私の記憶はまたつながってしまった》

《でも分かってた 本当は私》


《繋げたままでいたかったんだって!》



 絡まって解けない糸・・・そして、それは解こうとしても、刃で切ろうとしても解けない。 いや、「繋げたままでいたい」。 

それが「戀」=「恋」、「運命の赤い糸」。

 

 八丸が「オレの訓練に付き合え」といった時、五空は「・・・いいですよ」と何か考えついたような表情をしてましたっけ。 

 

 そしてあの時、五空はわざと「アンと八丸」の間を「糸」を断ち切ってみせて、その後どうなるか・・八丸に「試練」を与えたんじゃないかと思うんです。 八丸をぶった斬って、アンを連れ出し、ふたりの「糸」を斬ってみせようとした。 いわば「糸」と「糸」の間に「言(刃)」で断ち切って、心を試してみせようというね・・まさに《恋(戀)の試練》です。

 

 それは意地悪でもなく、邪魔をしたかったわけでもなく・・《このままじゃ失われてしまいそうな二人の繋がり》を、五空は放っておけなかったんじゃないかと思うんですよね。  五空には「姫がいない」からこそ・・その有難さ、その存在の尊さが分かるんじゃないだろうか。

 

 人間って、日常の有難さに気付かないし、いつもそばにいてくれる存在の有難さに気付けない。 「箱」の存在のように、すでに見えていても「気付いていない」って事もある。 一番大切なものは、一番そばにあったりしますもんね。

 

(そして・・千さんキリク姫のアドバイスに従って、最後にちゃんと向き合い確かめることになったアンと八丸ですが)。

 

「わ・・私が好きなのは・・八丸くんなんだから!」

「私が見てほしいのは・・侍にとって都合のいい姫じゃない・・」

「それはアナタを強くする姫として!? 兄さんはいつだって私をちゃんと見てくれた!」 (アン)

 

あれアン、最後のセリフ かまずに言えてますね! 

 

そうか、アンはそんなことを考えていたんですね。なんだか・・「都合のいい女とか思ってるんでしょ!」的な・・修羅場のようにも見えてきちゃった(笑) 

そして、ここではじめて八丸は「アンの兄さん(七志)」の事を知る。 兄さんは「アンを守るために」侍になろうとしたんですもんね・・「強くなるため」じゃなくって、「アンを守るため」に・・

 

さて、アンと八丸の絡んだ「糸」はどうなりますやら。

 

《アンと八丸と五空》・・・三角関係なのかと思っちゃったけど;空がやってみせたことは・・アンと八丸、ふたりの間を「ぶった切る」ことではなくって、しっかり「心」でくっ付ける・・こっちが狙いだったのだと思います(きっと)。 

《人の心は分からない》・・だからこそ、五空は二人の間に入って(ちょっと)引っ掻き回して、膿を出してみせたんじゃないだろうか。 ふたりに、互いの《心を見てもらうために》 

 

だから・・

 

竜流に言うならば、新メンバー「五空」も・・けっこう「いい奴」なんじゃないかと思います。

 


「侍の前にちゃんとした武士であるべきだ」
「そして武士である前に・・」

 

「ちゃんとした人であるべきだ」

 

これ、サムライ8の「名言」認定ですな・・!

 

 

☆長駄文、読んでくださって感謝。

 

 

☆ところで「八丸とアン」の間の感情についてなのですが・・

 

今のところ「恋愛感情」というよりも「家族を求めるような愛情」に近いんじゃないだろうか・・? 
アンは八丸に「兄さん」を重ねているし、一方の八丸も アンに「母ちゃん」のイメージを重ねているような。 何でも好きな美味しいご飯を作ってくれて、落ち込んでいるときは励ましてくれて、傍にいてくれて・・って、それは八丸が知らない そして憧れる「母のイメージ」のような気もするんですよね。 前に千さんが、アンと八丸の間に「まるで血縁のような特別なつながり」を感じていたけれど・・ それはそういうことだったんじゃないかと(想像)。今のところ、ですが。

 

☆今の八丸は、なんか逆になっちゃっているのかもしれない・・アンに兄さんは「アンを守るために侍になろうとした」。 だけど今の八丸は・・「侍であるためにアンを守っている」ような。アンはそれを感じているんじゃないのかな・・

 

☆でも八丸は、今まで事の深刻さに全然気づいてなかったですよね。まるで悪気もないし・・素直に「アンに甘えていた」気もする。気付いた時には溝が深くなってて「手遅れ」なんてことに・・(私の虫歯と同じだ)、良かったよ気付かせてもらって;

 

☆五空は侍だけど料理もするし生け花もする。「侍はこうあるべき」という枠にこだわらない・・

 

☆キリク姫とは千さんの姫様。 キリクと魔女を連想しちゃうけど・・

 

 ☆次週辺り「アンの兄さん=七志」(と絡まった糸の話)が出てくるでしょうか・・ってこともあって、次に会う鍵侍は「名無し」つながりで「ナナシ」じゃないかと期待。

 

 ☆次は土曜日発売です(今度の土曜日)!

 

 

 ☆「くっつきそうでくっつかないものを繋げたい」・・これで「水月」を連想してしまいました。 水月の「くっつけたい衝動」・・水月とサスケと香燐(ナルト好きブログ!)↓

konohanogenin.hatenablog.com

 

☆真逆、本末転倒・・といえば、NARUTOでも「火影になった者が皆に認められるんじゃない、皆に認められた者が火影になるんだ」。サムライ8絡みの記事をアップしました↓  

konohanogenin.hatenablog.com

 

 

 

 

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サムライ8八丸伝第38 話「アンと八丸と五空」(今週のジャンプ感想

2020/02/17