サムライ8八丸伝 感想・考察ブログ!

週刊少年ジャンプ連載・サムライ8八丸伝の感想、考察ブログ。

サムライ8八丸伝第5巻(完結)感想です!

お久しぶりです! 

 

サムライ8八丸伝第5巻買いました!(といっても家から出てないので、電子書籍で)。

 

あらためて・・「完結」しちゃいましたなぁ・・;(5巻で)・・

 

いや、サムライ8が終わってから今日に至るまで この間、世界はホント大変な状況になりました。まさか、ここまでになるとは・・

 

 サムライ8最終話の感想で、こんなこと書いたんです・・《外の景色を見ること、自由に出かけること、好きな物を食べること、友達と会うこと、買い物をすること・・我々にとっては「当たり前の日常」でしかないんだけど、八丸にとっちゃ全部が「非日常」だった。 全てが夢のようで、もし叶うなら死んでもいいと思うほどの「最高な幸せ」だったはず。 我々は その有り難さに気づいてないだけ。 でも、八丸はその有り難さをすご〜く感じて「これは当たり前の事じゃない」と思ってたと思う》・・ 

 

でも、今我々は かつての八丸に近い体験や想いを抱いているわけでして。

 

 家にこもって自由に出かけることもなく パソコンにばかり向き合い、人ともほとんど会わず、健康状態に気を遣って・・・ そして、いつ自分がどうなるかもわからない・・・いやでも「死」ってもんを身近に考えるようになりました。

 

サムライ8は「死をどう考えるか」の物語(でもあった)。

 

 なにしろ、サムライ8八丸伝は《主人公がいきなり「死」を選んで》話が始まりましたから、こりゃ重いわと・・  NARUTOでも後半は《死》が続きましたから「いかにも岸本先生らしいなぁ」と思ったり、あるいは「またこれですか?」とも思ったり。

 

 特に「主人公が死んでしまったってのに、他の仲間はさほど悲しみに暮れることなく、当たり前のように楽しく旅を続けるラストは衝撃でした。 なんだか「死」は特別扱いじゃないんですよね。

 

・・・そこで気になったのが、2014年NARUTO連載終了後の岸本先生のインタビュー。

 

 

「やはり、バトル漫画なので『死ぬ』ということから逃げずにしっかりと描いていこうとは決めていました。死ぬべき時は無理をせずにそうしようと」

 

「死って意外なほど突然来るんですよ。それまで、例えば自来也の死のシーンとか、わりとねちっこく演出することもありましたが、ネジの時はそれをあえてやめました。死は突然だし、戦場の中で感傷に浸る余裕もない。いつ誰が死ぬか分からないという覚悟がないといけないし、丁寧に描き過ぎればウソくさくなる。でもナルトたち仲間のひとりひとりがネジを思い、何かを受け取る。そこでネジの思いを“鳥”に、十尾の尻尾を“檻”に見立てて、檻から飛び立っていくというシーンが描けたのはよかったなと思います」

シネマカフェ、ナルト作者インタビューより)


そうなんですよ、ネジの死の時・・あまりの「アッサリ描写」に、めちゃくちゃ戸惑いましたもん・・ でもそういう事だったんですね。

 

戦争中に限らず、「死」は突然やってくる。  コロナという厄災に見舞われることとなり・・ 戦争を知らない我々でも、いつ突然人生が閉じられるのか分からないという「死」を突き付けられる現実に向き合っている。 

 

サムライ8を最後まで読んで感じたのは、《これは流れ星がすーっと夜空に走って消えるまでの、八丸が願いを叶えた3分間》の物語だったということ・・(3分間とは=八丸が生命維持装置を外して生きられる時間。ナルトが嫌いな「ラーメンが出来上がるまでの3分間」ではない)。 死を迎えるまでの「時間制限=死へのカウントダウン」を意識すれば・・その間に「あれもこれもやってみよう」と精一杯全力で生きてみようと思う。 なんだろ、サムライ8はメメント・モリ(死を意識する=精一杯生きる)的な物語だったのかな。 「流れ星」は、まさに「消えるまでの時間」を象徴していて・・ただし、それを「儚い一瞬」と捉えるのか、「ずっと記憶に残る濃い時間」と捉えるのか。

 

だいたい「侍」ってのは一度死んでるわけでして、あの世に行くまでに与えられた猶予時間みたいなものだったのかなと・・  八丸は、その時間を短いけど濃く精一杯生きて「やってみたかったこと」を叶えた。

 

そして八丸が最後にたどり着いたのは、朽ちないサイボーグの「侍の身体」にこだわるのではなく、「想いこそ永久に残って生き続ける」という答えでした。 

 

大切なものほど目に見えるところにはない・・・「想い」こそ大切なんだと。

 

悟りを得た八丸は「朽ちない肉体」へのこだわりを捨て、心満たされて穏やかな表情で「昇天」した・・

 

 

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そうか・・そういう事だったんだ・・

 

 

これって、まさにサソリの《永久の美》・・・

 

サソリは「永久の美」について、かつては「朽ちない傀儡人形こそ永久の美」と考えていたんですよね。 だから「傀儡の体」にもこだわった。 だけど穢土転生されて、後輩のカンクロウと再会して・・カンクロウがサソリの傀儡とサソリの想いを大切に受け継いでいる事を知って、「傀儡そのものではなく、そこに宿る想いこそ永久」なのだと知る・・

 

そしてサソリは心満たされて「昇天」します。 

 

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フッ・・それこそ・・オレが望んだ芸術の形か・・


(NARUTO55巻より)

 

 

これが八丸と重なる・・・ 

 

 ナルト達も「死」と向き合い、肉体は朽ちても「想いは繋がれる」と信じ、憎しみを乗り越えていくんですよね。  

 

 

「死」を考えるという事は同時に「生」を意識する事であって・・・どっちかというと、私は「生」に目を向けたい。 「生」の有難さを感じ、たとえ「一瞬」であろうと力強く生きてみたい。

 

 デイダラアートの「一瞬の美」ってのも、「忍は死に様的な儚さのことだったらしいけれど・・・「一瞬であろうと力強く輝く逞しい生命力の美しさ」にこそ その価値があるような気がします。  まさに「芸術は爆発だ!瞬間瞬間に生きる!」(岡本太郎)的な・・ 

 もし、デイダラも「一瞬の美」について「新しい忍世界を象徴するような答え」を見出していたら・・彼も「昇天」出来たのではないか・・などと思っていますデイダラは昇天できず「封印」で終わってしまったのですが・・詳細は後日、ナルト好きブログのほうで)

  

 サムライ8のラスト、仲間たちは(意外なほどあっさりと)八丸の死を受け止めて ニコニコしながら未来を見つめているんですよね。 アッサリなんだけど・・しっかり前を向いて「生きていく」。 

 死と、そして生と・・今なら(今だからこそ)この物語を読んで思う事、考えさせられることは多々あります。 それでも、やはり(何事もない時には)テーマとしては やや「難解」だったんじゃないかと思います。

 

  連載前から公開されていた、大久保先生の絵から感じる「ほわ~~んと幻想的で柔らかな世界観」と・・ いざ始まってから感じた「どっしり重たいテーマ、死のにおい」。 このギャップを受け止められず、水と油がうまく混じってない感じに違和感を感じてしまい、作品の方向性がよくつかめないまま ずっと読んでいました(個人的な感想です)。 

 

 コミックス5巻にも 大久保先生の「連載前ラフイメージ画」があるけど・・・もう、すっごく美しいんです!! もはやストーリーはいらないから、絵だけ見ていたいと思うぐらい;絵を見てるだけで「その世界」を想像してワクワクしてしまう。感動します。

 大久保先生の風景が美しいだけに「セリフだけで進む話」の時とか、真っ黒に塗りつぶした宇宙が舞台じゃあ もったいなかったなぁと・・・もっともっと、ラフ画のような世界を見たかった!  深いテーマをほんのり提示しながらも、全面的に「幻想的で柔らかく不思議な大久保先生の絵ならではのファンタジー的世界」感を強く出していれば、印象は変わったのではないかとも思ったりで・・(超個人的な感想です)。 

 

ま、第1話のつかみからして、ちょっと違ったかな・・と思う部分があるのですが、これはNARUTOとの比較になっちゃうので、詳細はいずれナルトのブログのほうで(ということで)。 

 考えさせられるメッセージ性の強い「サムライ8八丸伝」だっただけに、いい作品にもなっただろうに・・・ う~~ん、いろいろと残念だけど、なにしろ「スルメマンガ」ですから。 完結した後こそ、本来の旨味が出てくるかもしれません。

 

 

 そういえば、設定画によれば苺ちゃんの本名は「衣千五」だったらしい。 舌を出して「るっせーな」と言ってる・・ あれ、ちょっとキャラ違うけど・・こっちのほうがいいなぁ。  前の巻にあった「八丸の設定画」も、設定画のほうがいいなぁと思ったし、不動明王の設定画にしても、やはり設定画のほうが逞しくて強そう。

 

 

・・・あぁああ;それにしても 結局「竜」の本名はなんだったんだろうな??

 

 

  

☆大久保先生のラフ画集、欲しいなぁ・・

 

☆岸本先生、どうか次回作を!(次回は絵もぜひ!!)

 

☆はやくコロナが収束しますように・・!!

 

☆駄文、読んでくださって感謝!!!

 

 

 

 

 

サムライ8八丸伝感想・考察ブログ! これにて終了いたします。

読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

☆あ、ナルトの考察は続けます!!

 

 

2020年5月13日

 

 

 

サムライ8八丸伝最終話「パンドラの箱」(今週のジャンプ感想)

 

 

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いざ・・・

 

お、終わってしまったーーーーーー!! 

 

はい、ついに最終話のサムライ8です。 1年続かなかったかぁ・・・・・

 

 これから先「面白くなっていく」可能性があっただけに、残念としか言いようがない。 短縮化の影響で いくつもの「まだ」が残されてしまったのも、仕方ないとはいえ残念。

 

ただ…短縮化されたとはいえ、ラストだけは(おそらく)当初の予定通りだったのではないかと推測してます。 つまり、物語は《八丸の死で始まって八丸の死で終わる》というね・・それは決まっていたんじゃないのかな。

  

 第1話、いきなり「主人公の少年が死を選んで始まる」のは衝撃でした。 そして最終話も「主人公はこの世を去り、仲間たちは旅を続ける」という結末。

 

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サムライ8八丸伝、ジャンプ17号(3月23日)にて「完結」!

えっと、日付変わって3月23日月曜ジャンプ17号発売日になりましたので・・

 

まずはひとこと。

 

 

サムライ8八丸伝、『完結』です!!

 

ま・・ここんとこ数話は「エンディング目指して」大まとめ作業してたから、覚悟はしておりましたがね;

 

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サムライ8八丸伝第42話「次の流れ星」(今週のジャンプ感想)

   

「じゃあ!オレってこれ・・本当に――――」

 

不動明王になったって事!?」

 

 

って、え・・・  八丸、ご成仏??

 

いや、ついに「次の流星」・・・無限レベルへの到達ですね (ついにというべきか、もう??というべきか)

 

八丸「精神体」の姿は、まさに不動明王(というか仏像)。 八丸は散体直前に「悟った」ので、精神体として残った・・という事らしい。 まさに悟りの境地に達したという事なんですな。

  

さて一体「何がどうなったのか」、不動明王のお言葉をまとめてみますと・・

 

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サムライ8八丸伝第41話「侍・七志」(今週のジャンプ感想)

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そうか・・そういう事だったんだ


そういう事って、どういう事・・・? 

 

それに、

 

「八丸! 君・・散体してるよ!!って・・

 

ええええっえ・・・御散体??

 

 

でも「心配すんな」って・・  これじゃあ「今度こそお互い死ぬかもな」ってアレ、本当に“予言”になってしまいそう。  

 

さて・・・その「散体」なのですが。

 

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サムライ8八丸伝第40話「支えの喪失」(今週のジャンプ感想)

 

 

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やっと追い着いたよ 八丸!


 待ってたよ~、ナナシ!!

 

 八丸最大のピンチに颯爽と駆けつけたナナシ。 ついに鍵侍になったんですねぇ~・・・!!(立派なキーホルダーまで連れて・・というか、どうやって八丸の居場所が分かったんかな;)

 

 次に出会う「パンドラの箱の鍵侍」こそ きっとナナシ!と期待はしてたけど、ナナシの方から来てくれるとはね・・・ あ、でも そういえば《今度はボクの方から》って言ってましたっけ。 

   だけど、その時 八丸はこう言ってたんですよね・・《ヘタしたら今度こそ お互い死ぬかもな》って。 縁起でもない事になっちゃった・・たしかに、今回は八丸最大級のピンチ。

 

 

「見えた・・ 八丸の杖(ささえ)が・・・ 全て・・なくなった」(達磨)

 

 

 って・・いや、コレ相当マズいでしょ!

 

 アン早太郎と引き離され、しかも「候剣」で手足を斬られ、さらには侍の命ともいえる「鍵」まで抜かれるとは・・・!! というか、「侍」って鍵を抜かれたら即ゲームオーバー「散体」だと思ってました。 八丸は「勇と義が強いから生きている」らしいけど、気持ちだけでもってる・・ってことですかね;  

 なんだか生命維持装置に繋がれて動けなかった、昔に逆戻りしたような感じになっている。。 

 しかし どう考えても、今の八丸が実体のアタと遭遇したら 「こうなっちゃう」のは自明の理。 八丸は まだ免許をダウンロードしたばかりの「初級者」で、一方のアタはレベル99ぐらいの強者ですから・・・正面から向かっても太刀打ちできる筈はないのです。 

 

 

・さて、そのアタですが。

 

 この前の「自性輪身」状態と比較すると桁外れの強さですねぇ。 あの師匠たちを一瞬で「別の宇宙領域」に閉じ込めてしまうんだから・・(せっかくあの二人の共闘を見られると思ったのに;) アタ、ここまで強いとは・・(ちょっとなめてました)。

 

 このレベル差じゃあ、まともに向かっても勝ち目はなさそうなんで・・・とりあえず八丸の今の状態を「何とかする」のは大前提として・・・作戦?をちょっと考えてみました。

 

・1つは、「なんらかのチートで八丸を強化してアタレベルに到達させる」方法。

 

 たとえば、誰かから「新しい鍵」をもらって体を再生する、そして もし「新しい鍵」が「免許皆伝済みの鍵」だったとしたら・・・いきなり八丸は「免許皆伝レベル」まで達できる(かもしれない)。 このまえ弁形が、達磨を見て「免許皆伝の鍵は価値がある」ようなこと言ってましたでしょ・・ 免許皆伝の鍵を付けたら「チート可能」なのかも。 もちろん、その場合いったい《誰の鍵をもらうんだ?》って話になってしまうのですがね・・;

 

 

。2つめは、「泣き落とし作戦に出る」。

 

ようするに、アタの「情」に働きかけ揺さぶって訴える作戦というわけです。 そんなの、こんな敵に効くかぁ!って思うでしょ・・でも、「効く」可能性はアリだと思うんです。 アタに何かしらの「弱み」があるとしたら、それはおそらく《かつての色々》・・・

 

 

・アタの「色々」

 

前に、達磨が「アタが裏切った理由」として こう言ったことがあるんです。

 

色々あったが 簡単に言うなら私欲のためだ」って。

 

 ・・その「色々」です。

 

「色々」って一言でいうと簡単ですけど、本来そういう「色々」って略しちゃダメだと思うんです。 「色々」には複雑な伏線があり、そこには「解決の鍵」があると思うんですよね。  ま・・達磨はそれらの事情を知ったうえで(時間的な理由で)略しただけでしょうが、それでも その「色々」の中にアタを知り アタを倒すヒントがあるはずなんです。

 

しかし、その「色々」の一端を、自分から喋ってくれましたなぁ~・・・アタ(というかよく喋るなぁこの人)

 

 

 (アンを取り上げられた八丸が「そんなのオレが許す訳ねーだろ!?」と叫んだあと、アタはこう語り始める)


「娘を想うか・・」


「確かに白き刃を見せた ・・前回と違いお前とあの娘の間には強い「勇」と「義」で結ばれている」


「お前のように一度強い「勇」と「義」を持った奴はなかなか散体も出来ず ここで生き続ける事になる」

「希望・・その不確定なものにすがりついている限り お前は死ねない」


「昔・・今のお前と同じ状態にされた ハンナというなじみの美しい女侍がいてな・・」
「何十年も試し斬りの素体にされ続けた 彼女の「義」は・・」
「不出来な侍の弟を一生守り抜く事だった」

「お前は本当の地獄を知らない 生き地獄を・・」


「それは弟にとっても同じだった 姉を生き地獄から救うには己が死ねば事足りる」
「だが弟は死ねなかった・・侍の死ねぬ体を呪ったそうだ」

 

 

そうか、「ハンナ」って・・・「アタのなじみの女侍」・・っていうか「姉さん」なの??

(先週の感想で、ハンナってお師匠さんなのか?と書いちゃったので謹んで訂正します;) 

 

 以前、達磨がアタにこう言ってたんですよ、「それをハンナが望んでいると思うのか!?裏切り者になってまで 」と。

そしたらアタは、「先に裏切ったのはオレじゃない 武神です」と答えていた。

   

 

 達磨が言ってた「色々あった」の中で、アタが「武神不動明王に裏切られたと感じた出来事」・・・それが「ハンナ事件」だったのでしょう。 それがアタが裏切る「原因」の1つになったのは間違いない。

 

で・・アタのセリフからは「ハンナへの想いの深さ」が見えてくるんです。

 

 たとえば、八丸の反応に「娘を想うか・・」って言ってますよね。 アタ、そこが気になるんだなぁ・・と。 

 普通だったら「それがどーした?」とか「今のお前にはもう姫は必要ないだろう」とか言いそうなものを、「娘を想うか(しかも思いじゃなくって“想い”)」。 これが意外でした。

 八丸のリアクションに「アンや早太郎への想い」を感じたって事は、アタにも「想い」を敏感に感じ取る心はあるって事です。 「ある」というか、ありすぎるのかもしれない。

 

 しかも そのあと八丸の「想いの強さ」を試すようなことを言って、八丸が「そんなわけあるかっ!!」と否定したら「・・・それを聞いて安心したぞ」と表情を変え、「希望・・その不確定なものにすがりついている限りお前は死ねない」と八丸の目を覗き込んだ。 

 

・・この時のアタの「目」は、まっすぐ八丸を見てるようで「八丸を見ていない」。 

 

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「希望」・・その不確定なものにすがりついている限り・・

 

 

 アタは「かつての自分」、そして「ハンナ」を見てたんじゃないかな・・ 八丸の瞳の中に「かつての光景」が浮かんでいたのかもしれない。

 

 本来八丸は、アタにとって目的達成のための「材料」でしかなく、こんなに構わなくっていいハズなんです。 なのに、アタは八丸に「関わる」。 八丸の「父ちゃんへの想い」やら「アンへの想い」に引っ掛かってるんです。 

 今回も八丸の「娘(アン)への想い」が、アタの心に引っ掛かった。そのまま素通りできず、過去話まで始めた。 八丸を見ると、アタは「過去」と向き合わざるを得なくなるのでしょう。 その想いの強さ、深さが・・かつてのハンナと自分を思い出させてしまうのかもしれない。

 

 (ハンナは「今の八丸と同じ状態」にされていたという)

 

「弟が死ねば、姉は生き地獄から救われた」・・ということは、姉ハンナは「弟を生かす為、守る為」に(八丸のような)「回復ソケット&試し斬り素体」にされんでしょうか。 それをアタは「生き地獄」だと言った・・・ 

 そして「姉と弟」に生き地獄を味わせた この世界こそ「リアル地獄」だという事なんですね。  ハンナをこんな目に遭わせた この世界は地獄だと・・・ だから「この世界を無くして造り直す」と・・・(どっかで聞いたことがあるなぁ;)

 

「希望・・・その不確定なものにすがりついている限り お前は死ねない」とも言っていたけど、ハンナの弟も「死ねなかった」というんだから、かつて「希望にすがりついていた」ってことになる・・・・

 うむ・・アタも元々は八丸のように「強い想い」を持つ、愛情深い人物だったのかもしれない。

 

 今、アタの周囲にいる人達と言えば、無機質っぽくて不気味なニリ姫と、人形のように無表情で何でもいいなりの「一角~七角」。 およそ「感情の無い」世界に居るんですよね。  

 なんだかなぁ~・・アタは自分の「想い」を封じ込めるために、そういう環境に身を置いているんじゃないかと思えてくるんです。「想い」をね・・

 だから、アタに何か弱点があるとしたら、その「想い」じゃないかと。 その封じ込めた「想い」をこじ開け、解放させる事が出来たなら・・突破口が見えてくるんじゃないかと思ったりするのです。 

 

 「何をしたらハンナは喜ぶのか」・・・それを八丸がアタに伝えることが、出来たらなぁ~・・・ もちろん、この状況で八丸がいかに「希望」を失わずにいられるか、そして「心眼で」何かを見出せるか・・それが出来ないと、それも可能にはならないわけですが(八丸がんばれ!)。

 

  

・そして「一角~七角」の姫にさせられたアン(そして早太郎)ですが。

 

 「一角~七角」といっても、アタが話しかけてるのはいつも一角だけなんですよね。 そして、とにかく彼らは「無表情」。 アタの命令を忠実に聞いてるだけで、自分たちの「意志」ってもんが無いんかい??と思ってしまうぐらい・・・彼らには感情も想いもない。 

 彼らは八丸と同じようにフルタ博士という「父ちゃん」に造られた7人兄弟なのに、育った環境の違いでこんなにも違ってしまうものなのか・・ なんだかこの子たちが不憫でなりませぬ。 彼らはただ、「愛情を知らないだけ」なんですよね。

 

 この状況、八丸はすぐに助けに来られそうにないし、アン(と早太郎)が何とかするしかないわけで、彼女に何か出来るとしたら「愛情を教える、伝える」事じゃないだろうか・・? 「兄弟のつながり」を知っているアンだからこそ、八丸の「兄弟たち」に何かを伝えることは出来るかもしれない(と思ってるのですが)。

 

「杖(ささえ)」・・・兄弟ってのは互いを想い、互いを支える「杖」みたいなもんなのかな?  そばにいて、或いはそばに居なくても、どちらかが倒れそうになったら支える、助ける、守る。そういう存在なのかな(と想像してみる)。

 《八丸と七兄弟》、《アンと七志》、そして《ハンナと弟》・・・どうやらこのエピソードは「兄弟の愛情」が重要テーマの1つになっていきそうですねぇ。

 

 で・・一角の「内なる宇宙」(心の中)なんですが、中に浮かぶ星は「キューブ型」なんですね、球(ボール)じゃあない。 彼らの本拠地が「キューブ宇宙域」だからなのかな・・・?

 でも、彼らが開けようとしている「マンダラの箱」は「球体」。 そして「球(ボール)宇宙域に住む」八丸たちが開けようとしているパンドラの箱」は「キューブ型」。 これまた「逆」なんですね。 

 八丸たちが開けようとしている「パンドラ(キューブ型)の箱」とは・・・もしかしたら「キューブ型の宇宙」、あるいは「キューブ型の内なる宇宙(心)」でもあるんじゃないだろうか・・?

 

 「箱の鍵」の役割は、なにもガチャガチャと箱を開けるだけでなく、「心の扉を開かせる」・・そういう役割なのかもしれないなと。 七人兄弟の「箱(心)」、アタの「箱(心)」を開けられるのは、八丸達なのかな‥と思ったりします。

 

 そして、前に八丸が《ヘタしたら今度こそお互い死ぬかもな》と言った時、ナナシはこう言っていたんです・・

 

「それでもいいんです 何もしないよりは 自分がここに居るような気がするから」って。

 

 ここ・・『心』ですね。 次の物語の「鍵」は、想い・・そして「心」なのかもしれません。

 

 前の時は、八丸がナナシに色々語って「ナナシの心」を開けて助けてくれたけど・・今度は「ナナシのほうから」、八丸を前向きにせるような言葉がもらえるかもしれない。

 

では次回・・・その侍になった「ナナシ」の活躍に期待することにいたしましょう!! (楽しみ)

 

 

☆長駄文、読んでくださって感謝。

 

 

☆にしても師匠たち! いきなり異宇宙に飛ばされて閉じ込められるとはね;
免許皆伝の二人が力を合わせれば《烏枢沙魔×金剛夜叉》のアタの技を解く方法は見つかるのではと思ったりしますが・・ただし時間が無い。達磨は10分で寝ちゃうし、花一はどうなんだろ?

 

☆あと、また疑問なのが《アンは一角~七角の姫として契約可能なのか?》という点。


運命の侍と別れたら新たな侍と「契約できる」という話だったが、それってどういう契約なの? 「ロッカーボール」を通しての契約かと思ってましたが、そういう訳じゃないようで・・; 

 

☆んーーー「運命の侍」は初探式で見つけたロッカーボールで侍になった者限定? 

 あとは「運命じゃないけど」普通に既成の侍と合意の上で契約することも可能って事なの?  姫たちが見つけた「2つ目以降のロッカーボール」で侍になった者は、そのまま姫無し状態で侍になるの?それとも、侍を持ってない姫と自由に契約できるの??

(あの~~~こういう「基本事項」は説明していただきたいです。ホント)

 

 

☆八丸が、以前と同じような状況(動けずコードに繋がれている)になったという事は、もう一度「元の状態からやり直し」、そこからの第二の覚醒の可能性もありかも。たまにゲームでも「ここで全部取られちゃうの?」状態からの覚醒ってのはありますから;

 

 

☆竜が「2つ侍魂を持ってる」理由もそろそろ明かしてほしい。 もしかして誰かの「鍵」をもらって復活、そのまま侍魂を2つ持つことになったとか・・?

 

 ☆ハチ丸、アン、ナナシ・・・あわせて「ハンナ」(なんて・・;) でもこの3人が重要になるのは間違いなし・・かな?

 

☆早太郎の「ニャー・・・・」がひたすら切なく悲しかった・・;動物を悲しませないでおくれ・・。

 

 

☆コミックス4巻、3月4日発売です! 

 

☆「いい奴とスゴい奴」・・チョウジとシカマルの雑考です。竜の「お前はいい奴だ」を見て思ったのがコレでした↓↓

 

konohanogenin.hatenablog.com

 

 

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 ☆サムライ8八丸伝第40話「支えの喪失」(今週のジャンプ感想

サムライ8八丸伝感想・考察ブログ! 2020/03/02

 

 

 

 

サムライ8八丸伝第39話「奇襲」(今週のジャンプ感想)

今週はコレ・・ 

 

《みんないい奴だ》《みんなやられちゃう》

    

 どっちの「みんな」も気になるなぁ~・・ 「みんな」って、どこからどこまでなのさ?? 

 

(まずは「みんないい奴だ」のほうから)。 

 

 

・みんないい奴だ

 

さて、いい感じに落ち着きましたなぁ~「八丸とアン」。 

  

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オレはせいいっぱい・・いや・・死んでもアンを守ると誓うよ!

 

八丸の「死んでも守る」。 前の時は、こうだったんですよね・・ 

 

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せいいっぱいアンの事を守ると誓うよ

 

そして、こう続けてた・・

 

 

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それは嘘じゃない

 たしかに、そうだった。 せいいっぱい守る・・それは嘘じゃあなかった(失敗はあったけど)。

 

そして、今度はこうだった。

 

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アン・・君だからだ

 

八丸の表情が柔らかく、優しくなってる。 こんな表情で「君だからだ」なんて言われたら、きゅん♡としてしまいそうだけど・・・いや、 なんというか微笑ましい。 実に微笑ましい。 そして、アンは「君だからだ」・・この言葉がいちばん聞きたかったんですよね。 「姫」というビジネスパートナー枠を超えたつながり・・・人としての繋がり。 

 

一方で八丸のほうは・・「アナタはまるで兄さんだった」なんて言われて。 コレは正直キツい! なかなか残酷な言葉ですよ・・ さすがに八丸も、かなりショックを受けた表情してましたね。

 

 今まで自分に優しかったのは「他の誰かの代わり」としてだったなんて・・ 

ま、「兄さん」だからいいようなものの、これが「元カレに似てたから」とか言われたらもう・・普通はここで終わるかな;

 

 八丸はショックは受けたものの、アンの話を聞きながら(名無しの話を聞いて)(そうか・・なるほどアンもナナシと同じ街の出身だったな)と考えたり、「アンを守りぬく・・オレと同じ「義」もあったのか だから兄さんとオレを重ねて」とか「そっか・・そういう事か」「今は 兄さんとオレの違いが見えてつい避けてしまった」(ということか)と分析したり。 すごく冷静なんですよね、アンの立場になってアンの気持ちを考えて、感情的にもならず、凹み過ぎることもなく・・ 

 

 そして、キッパリ「オレはアンの兄さんじゃない」とも言えるし(ここは はっきりさせた方がアンの為にも正解)、「アンが優しくしたかったのはオレじゃなくて兄さんの面影に対してだ」とか、実に的確で鋭い。 ・・・やはり八丸は《分析派》ですな。


 前に弁形の艦に潜入するミッションでは、達磨に「分析能力」を評価されて データを渡されて「分析」を託されたものの・・・結局あの時は千さんが全部やってくれちゃったんですよね、アレレ・・とは思ったんだけど; でも、こんなところで意外な《分析能力》を見ることが出来た。 しかも「敵」の分析じゃなくて「仲間」の心の分析が出来たって言うところがね・・・

 

 それと、これが意外だった・・八丸が「前アンが急に優しくなった違和感も分かったよ」と言ったこと。 そうか八丸・・ず~っと持ったままだったんですね、あの「違和感」を。

 

で、「あの違和感」ってのは、見下星でアンを守れなかったことを謝った八丸に・・「何度も謝らなくていいよ、それにさっきも言ったでしょ?」「だから私がいるんです」ってニッコリ笑ってくれた。 あの時、八丸は《?》と不思議そうな顔してたんです。

  
 そして、こう聞いていたんですよね・・「アンは何でこんなに優しいの?」って。 だって、それまでは何かと《ぷぃっ》とされてましたから・・
 そうするとアンは「ひ・・ひ・・秘密です」って答えてた。 心の中では(アナタは兄さんと私を繋げてくれてる人)って・・   

 

 あれ以来、八丸はずっと気にしてたんですね。 《アンは何で優しくなったんだろう?》って・・ (すっかり忘れてたのかと思ってた)。

 

「?」と思った違和感、疑問は《放っておかない》・・・そして理由を「知りたい」と思い、分析しようとする。 性格的には明るくさっぱりしてるけど、そこはさすが「博士」の息子であり、トップゲーマーならでは。 意外と冷静な分析派・・いや、「相手の心を知りたいと思う優しさがある」・・そこが八丸の強みでもあります。

  
で、ここからですよ・・八丸の「いいところ」は!


「でも」

「アンの想いや大切なものが知れてちょうどよかった!」
「あ~~~~~~~!!!なんかスッキリした!!」

(ニコニコ)



・・・・な、なんつ~切り替えの速さ! 



 神速切り替え、羨ましいぐらいのポジティブ思考、スッキリ感。

八丸って、一度「そうか」と納得すれば後腐れなく切り替え速いんですよね。 しかも「今まで優しくしてもらってたのは、オレだからじゃなくて別の誰かの代わりだったから」なんて凹んでも仕方ないような事態を、「かえってよかった!アンの想いや大切なものを知れたから!」って捉える事が出来る。 ここがすごい・・・

 

 物事のいい面と悪い面、どちらの面を取るか・・八丸は「いい面」を見る事ができる。 これこそ八丸の《パンドラの箱を開ける鍵としての能力》なのだと思います。 八丸の、こういうものの見方考え方、それこそが「鍵」なんだろうと・・

 

 

そして「いい面」といえば。

 

「もう・・ボクの出番はなさそうですね 強い「勇」を感じます」 (五空)

「やっぱり いい奴だな」 (竜)

「どうも」

 

そもそも五空が「もう」出番はないと言ってるところを見ると、五空は引っ掻き回したかった訳じゃなくて、意識的に「くっつきそうでくっつかない二人を何とかしたい」と思ってたような気がします。 うん・・・やっぱり五空も「いい奴」だ。

 

ところで・・竜が言う「いい奴だ」

 

竜って、先週も「皆いい奴だ」と言ってたし、やたらと「いい奴だ」って言いますけど・・なんだか竜が「いい奴認定」出した人は みんな「いい奴」なんだろうと思っちゃいます。

 

で・・竜の「いい奴認定」の基準ですが、人間誰だって「いい面と悪い面」があって、完璧じゃあないわけでして・・・竜の場合は「何かしらのいい面があれば いい奴」と認定している感じがある。

 

 三打だって(骨河と名乗っていた頃は)色々悪さをしてたけど、それでも竜の気持ちを慮るなど「いい面」があった。だから竜は、何があっても一貫して三打のことを「いい奴だ」と言っていた・・・もはやこれも才能と言いますか。 

 

 竜は、人間の「いい面」を見つけて「いい奴だ」と信じることが出来る能力を持っている。 

 ものごと、人の「いい面」を見つけることが出来る・・これはやはり竜の《パンドラの箱を開ける鍵としての能力》なのかもしれません。

 

《どう見るか・・そしてどう見せるか》というね。

 

そして・・・八丸とアンが気になって、傍でそっと二人の会話を盗み聞き・・じゃない「並んで立ち聞きしてる三人の絵」がいい。 達磨は八丸を尾行?してたのか、三打も八丸を探していたし・・彼らも五空も、ふたりを「放っておけなかった」んですね。 それだけで十分優しいし・・うん、


みんな・・いい奴だ。 

 

ふたりを優しく包む、窓の外の美しい星々・・・  

達磨師匠の満たされた表情、八丸らを温かく見守る「いい奴ら」たち。 

そして八丸とアンは、ここで「いい感じになって勇を蓄えた」ことだし、これで臨戦態勢、最強状態で完了ってやつですね。 

 

 でもね、この「やたら満たされた幸せ感」と、八丸の「死んでも守る」のかっこいい誓いなど・・・何故かやたらといい感じのこのムードは、イチゴちゃんのこの一言で「不吉な予感」へと一転するのです。

 

  

「みんな・・やられちゃう」

 

今まで全て的中させてきた苺ちゃん・・・(いやな予感しかねぇ~~;)

 

 

・みんなやられちゃう

 

アタ、前回は自分を「自性輪身」させて飛ばしてきましたが、今回は「艦を自性輪身」して速度を上げてきたのだとか(自性輪身について詳細説明はないので、漠然とNARUTOの霊化の術みたいなもんかと想像してますが)、それには相当なエネルギー(つまり侍魂が必要らしく、その為に無差別に侍魂を回収しまくっていたんですね。 もはやアタにとって侍の命(侍魂)はエネルギーでしかないのか・・

 

そして、出た! 今度は花一の人間モード・・そして《猫又》

 

ウサギさんは「猫又」になるんですね。

 

 達磨のお師匠さん(ハンナ?)の侍魂で、花一の分も「体を開放」出来るみたいですが、そのシステムは今ひとつわからない・・; 

 五空も師匠の人間姿は「現実(リアル)で見るのは初めて」だそうで・・ってことは、もしかして五空もゲームで見たのかな? 八丸も「どっかで見た」と言ってるけど・・お、思い出したまえ!

 

(花一はネコらしく首に「鈴」模様付けてますな。 達磨は犬らしく「骨」デザインのプレートを留めてるし・・なんだかかわいいなぁ)。
 

 

《烏枢沙魔流 星寄せの猫侍 威掻くの花一》

そして

《金剛夜叉流 星砕きの犬侍 魔噛みの達磨》

 

・・ふ、ふたりとも、かっけぇ~・・・!

 

(二人なのか、二匹なのか・・どう見るか;)

 

   千さんは「免許皆伝のこの2人が手を組み闘う姿 よもや目に出来るとは思わなかった!」と言ってるけど、昨日の敵は今日の友・・よもやとか、まさかとか、不可能と思われた事が可能になる。 素直にワクワクします。

 

達磨の「洋犬」+花一の「猫又」vsアタの「竜騎」。 

 

デザイン的にもいかにも宇宙SFっぽくて、これは文句なしにひたすらカッコいい(これは是非とも誌面で実物の絵を見てね!)

 

 竜騎って、仮面ライダー(ありゃ龍騎か)・・ドラクエか、竜騎士的なものかな? 犬と猫コンビがドラゴンに立ち向かうのか??とも思うけど・・ここは弟子たちの前で師匠たちがカッコいいところを是非とも見せて欲しいもんです。 

 

 そして・・花一は「星寄せ」なんですね、星を呼び寄せ集めるメテオ的な大技を使うのかな・・? どんな猫関係ワザが出るのかも楽しみ(ね・・猫パンチ??)

 

 ただし、師匠たちは「タイムリミット付き」。 アタは八丸の因縁の相手だし、このあと八丸達が出陣になるんだろうし・・  艦には一角から七角までの八丸の兄弟達も揃ってるみたいだし、師匠戦のあとは七兄弟との対面あるいは対戦もあるだろうか。 

でも苺ちゃんの「みんなやられちゃう」が気になります。  八丸が「死んでも・・」とここで誓ったり、この前には三打が「お前の敵討ちのためなら死んでも」って言ってたり・・イヤな予感しかしないなぁ。 だけど・・・

 

「みんな」って、どこまで「みんな」?

 

そして「みんな」と何のことだろう・・人とは限らないし、モノやら星やら・・何のことだろう。 それにアタも含めて「みんな」やられちゃうパターンもありかなと思ったりします。 なにせカーラは、花一をカンタンにお払い箱にしてますからね・・  アタは中ボスに過ぎないし、利用し終わったら「簡単に捨てられる」可能性もある。 

 

 

・・ アンと八丸の背景にある、まぁるい船の窓・・そこから見える星々の絵が、本当に絵のように美しい(絵だけど)。 この前、八丸が見た「自分の内なる宇宙」みたい・・・

 広い宇宙は、広がる無限∞の夢でもあるけど・・アンが「兄さん」を語りながら見つめる宇宙の絵は、なんだか切ない。 窓に映る星が雪のようにも見えて・・アンが自分の「心」をのぞき込んでいるようにも見えました。 

 

して、八丸が「死んでもアンを守る」と誓った時、窓の外には流れ星が・・ あの流れ星は、武神の魂が宿った事を意味するのか、それとも・・

 

 

ほっこりする温かい現実と美しく優しい風景と・・ そして 

切なく悲しく厳しい現実。 そして・・

 

 (亀ホルダー、でかすぎ!)

 

 

☆長駄文、読んでくださって感謝。

 

 

☆アタって・・「2つの流派の免許皆伝」ってのは、普通にすごいことではあるんだけど。だけど「一人で2つ」より「一つずつだけど2人」という話になっていくんだろうなぁ。

 

☆アン・・兄さんを思い出すのが辛くて、それでロッカーボールを漬物石にして外に出してたんですねぇ・・;

 

☆アンの兄さん七志は「志が7つ、一番大切なのが8番目になっちゃって合計8個」。八丸達の鍵侍もやっぱり「1~8」の8人じゃないのかなぁ(それなら三打も可能性あり)

 

☆千さんは出撃なし? ま・・有名な「静寂の千」とはいっても、達磨や花一ほどではないのでしょうな。 千さんは当面、解説役かな。

☆ニリ姫って不気味・・体どうなってるの?艦と一体化してる感じもあるし;

 

 ☆なんで八丸は《姫だからってわけじゃなく、アンだから》と思えたのかな?  

 

今のところ、ふたりの間の感情は「恋愛」とはちょっと違うと思うんだけど、でも五空に嫉妬した事で「アンがいかに大切か」を思い知ったのだろうか。

 で・・五空は、八丸の感情が「恋」なのだと感じているのかもしれない。 八丸本人が気づくよりも前に・・

 

☆意外と御本人よりも、客観的に見てる他人のほうが「潜在的な恋心」に気付くこともある。例えばこれ・・(NARUTOの例だけど)↓ 

konohanogenin.hatenablog.com

 

  

 サムライ8八丸伝第39話「奇襲」(今週のジャンプ感想

(22/02/2020 サムライ8八丸伝感想・考察ブログ!)

 

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