サムライ8八丸伝 感想・考察ブログ!

週刊少年ジャンプ連載・サムライ8八丸伝の感想、考察ブログ。

サムライ8八丸伝第37 話「好敵手(ライバル)」(今週のジャンプ感想)

うん、新章に入って面白くなってきたと私は思うんだけど・・どうだろう?

 

 タイトルの「好敵手(ライバル)」。 

 

 花一と達磨、そして五空と八丸。 

 

 「五空と八丸」は、イチゴちゃんが言うみたいに 今んとこ あまりに「差」があり杉で、ライバルって感じにも見えないんだけど・・  ま、子供時代のナルトやガイが、目標でもあったサスケやカカシを一方的に「ライバル」設定したのと似てるかな? 

 

 そして、長い時間を経て(たぶん50年ぐらい経ってるはず)お互いを「好敵手だった」と認めることが出来た達磨と花一・・いや猫と犬、いいや犬侍と猫侍(ややこしい!)。 

 

 というか、花一って第一話ゲーム中に登場した侍でしたか! (彼の連れてたホルダー、アレ猫だったんだ)・・ 

 

 

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この人ね。


 ゲームでは散体しちゃってたから、もう生きてないキャラなのかと思ってた。。

でも、ゲーム中最後に《ニヤッ》と笑った顔には「今の犬顔」にも面影があるような。

 

・・・ということで、今週ついに「犬と猫」が対面して、新キャラ「五空」のキャラクターも少しずつ判明し、なんだか面白くなりそうな予感がいたします。 

 それに、個人的に「おおっ!」と思ったのは、今まで感じてた《モヤモヤ》のいくつかに「やっとツッコミが入った」こと! 

(それについては順番に触れるとしまして)まずは最初から(ツッコミを入れながら)見てまいりましょう。

 

 

・さて《突然 花一のホルダー船に召喚された八丸達》ですが。

 

 高まる緊迫感の中で、花一の「達磨は?」の顔で、一気に緊張がほぐれた(笑) この口調と表情から、すでに「敵意ナシ」が伝わってくるんですよね・・犬って口角が上がっているせいか、普通にしてても「笑顔」に見える。 だから、たとえ「烏枢沙魔流」であろうとお尋ね者であろうと、悪そうに見えなかった;  私は犬派だから「犬は全部かわいく見えちゃう」ってのもあるんですがね・・・・・(´・ω・`)心眼も無いし

 

 さらに「なんだ鍵を出しっぱなしで寝てるのか」言い方からも「旧知の間柄」なのが分かるし、次の「相変わらずだな」でそれは確定する・・なんだかすごく「懐かしそう」な口調なんですよね。もう花一の中では「過去のわだかまり」はすっかり消えているように見えます。

 

(「鍵を出しっぱなしで寝てる」ってのは、実に無防備な状態なんでしょうな;お腹出して寝てる猫みたいな感じかな?)

 

 それと、千隊長が花一に「何者だ?」と尋ねているところを見ると、どうやら猫侍・花一が「犬になっちゃっていた」事は、あまり知られていないらしい(猫姿を想像していたんだろうか)。  ホント、この世界はあべこべだらけ。 猫が犬で、犬が猫で・・そりゃ三打も「見た感じ犬だよな・・達磨師匠と逆だな」ってなりますね(というか、いつから「達磨師匠」って呼ぶようになったんだ?三打。 なんかお笑い芸人の「師匠」っぽい)

 

そこで、戦闘モードに入った千隊長に反応して 刀をヒュゥーーーっと横に構えたのが五空。

 

この構え姿・・実にサマになってますな! 

 

 五空って、穏やかでおっとりして見えるけど、 いつも周囲に注意深く気を配っており、師匠を守ったり師匠に注意したりと優秀な「いかにも出来る感じ」。 まだ師匠に守られながら後ろにくっついてる八丸とは、差があるなぁ・・。

 

で、そこにギン!と二人の間に止めに入ったのが達磨(師匠)・・・(やっと起きたか!)

 

 それにしても、達磨って よくこういった「いいタイミング」で目覚めますよね。(第1話で馬侍の攻撃を止めたり、第5話で門番ホルダーを止めたり、第13話でアタを止めたり)。 なんだか「ヒーローは遅れてやってくる」的な、もしかして達磨・・わざとカッコよく見えるタイミングを「見計らって起きてる」んじゃ・・・?(邪推)

 

《そして、達磨の説明によれば かつて烏枢沙魔流も 「本物の箱の鍵である7人」を探していたらしく、花一さんとは「箱鍵探し」のライバル(好敵手)だったらしい》。

 

 それって、まだフルタ博士(八丸の父ちゃん)が「合鍵」を作る以前、八丸を含む「合鍵たち」が生まれる前の話なのでしょうな・・

 

 

・さらに確定、《イチゴちゃんも箱鍵侍の一人》。 

 

 イチゴちゃんも当確出ましたね!

 

 やはり「まだ侍になっていない人物」は、八丸マップ上には表示されないようで(なので、五空ひとりしか表示されなかった)。  

 ということは、これで《いちご、五空、竜、八丸》が箱の鍵と確定。 合計4人ですね。 

 八丸マップには あと「3人」が別に表示されていたので、その3人と合わせて計7人になる。

 

(三打もまだ「侍」じゃないから もし「鍵の一人」だとしても、今は表示されない。 ただし、彼も鍵だった場合は合計で8人になる)

 

 

・それに、もう1つ新事実。

 

「お前を封印したとき・・巻き込まれてこの体になったわけだがーーー」(花一)

 

って、そういうわけだったか・・! 

 

 達磨を「猫型ロボット」に封印したのって(当時烏枢沙魔流だった)花一だったんですね(アタにやられたのかと思ってた)。 で、花一自身も巻き込まれて「犬」になってしまったと。それを境にして花一は師匠のカーラから「用済み」とされてしまい、そこから花一は「カーラを倒すために」鍵を探しているらしい。

 

 どういういきさつで花一まで「犬」になってしまったか分かりませんが、この二人が真逆のあべこべになったのは・・・ただのハプニングとは思えない。きっとこれも「思い込みの定点視点から脱却し、心眼でモノを見よ」という、武神の図らいだったのではあるまいか・・と思ってしまう。  

  

 

 

・そして、先週まではよく分かんなかった・・「五空」というキャラクターが少しずつ明らかになる。

 

(お茶を入れようとする五空に、アンが「私が」と申し出ると・・)

 

「気を遣ってくれてありがとう

「でもゆっくり座っていて下さい」

 

なんという優しい言葉、ひ、100点ーーーーー!!

 

「侍が座って姫がお茶を出す決まりなんてあってないようなものです 

その逆があってもいいとボクは思いますがね」

 

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(にこっ・・)

爽やかな笑顔、

に、200点ーーーーーーーー!!!

 

 

 うっかりすれば臭くなるようなセリフも、あざとくなりがちなキラー笑顔も、作為的じゃない・・・ごく自然な、天然モノ(だと思う)。 天然由来っぽいだけに、こりゃ八丸も嫉妬しますわ;

 

そして、ここでやっと、積年?の私の疑問(のひとつ)にツッコミを入れてくれるキャラが登場してくれました。それは(ちょうど先週もブツブツ言ったばかりだけど)・・

 

《なんでこの世界の姫(女性)はお茶汲み専門、お料理担当なん? 侍様はカツ丼食べたいとか、すき焼き食べたいとか言いたい放題で、おかわり!とか・・何じゃこれ怒》

 

・・コレです。このモヤモヤにツッコミを入れてくれたのが五空。

 

はぁ・・少しは疑問に思ってくれる侍が居てくれて、本当に良かったよ('・_・`)    少数派みたいなのが問題だけど。

 

 というか、レアなだけに「五空の言動」は余計にキラキラして見えちゃうんですよね。 

 

 なんだかな・・今までやたらと「侍が偉そうにしてて姫が従ってるイメージ」を強調して私をイライラさせてきたのは、ここにきて「五空」というキャラを際立たせるための布石だったのではあるまいな?と思えてしまうほど

 

ホント、一言一言にさりげな~く「女性の心をくすぐる」要素が入ってる。

 

「アン姫 姫にピッタリのぴったりのよい名ですね」

気のきくアン姫のような方を姫に持つ そんな侍様がうらやましいです」

 

うん・・これ本当に天然モノだとしたら、スゴイかも。

 

 

 頭のキレる頼もしい侍でもあり、優しそうで実に「いい人」っぽい・・

んーーーもうコレ「(ほぼ)完璧」と言っていいぐらい、出木杉」くんですなこりゃ;のび太が一方的にライバル心を燃やしてるような)

 

でも、次の一言がね。

 

「ボクには運命の姫がいないので」

 

・・・いないんかーーーーーい!

 

これね、コレもまた私の積年の疑問の1つだった・・「姫がいない侍」がなぜこんなに多いのか?という問題。

 

 もちろん達磨みたいに「かつては姫がいたが、今はいない」と言う侍もあるだろうけれど・・それにしても、この前のバトルロイヤルを見ても姫がいる侍は少数派っぽかった(弁にも居ないしね)。これがずーーーっと気になってブツブツ言っていたんです。

 

 もし「姫は一人でいくつものロッカーボールを見つけるが、運命の侍様は一人だけ」のシステムだとしたら、当然ながら2個目3個目のボールで侍になった人は姫無しになる。 そういう理由なのか、あるいは別の理由なのか・・その「理由」をぜひこの機会に早く説明してほしい!

 

そして・・

 

 

・八丸と五空の、ライバルと呼ぶにはあまりにも在りすぎる「差」

 

 しかし、八丸のイライラが募って、嫉妬心にメラメラ火が付いちゃっていく様子が面白いって言うか・・素直に表に出ちゃってる分、ちょっと可愛らしくもあります。 

八丸、もしかしてこういう「嫉妬」という感情を持つのは、生まれて初めてなんじゃないのかな・・? 今まで競争相手ってもゲームの世界ぐらいで(ナナシはライバルだったかもしれないが)、それもリアルではないし しかも八丸はランキング一位だったから・・

 

「アンと最初から仲良さそうに話してる」時点でモヤモヤし(最初、八丸はアンにプイ!ってされていたし)・・「ア・・・ン」の名前も最後までちゃんと待って聞いてあげてるし(これで失敗したら八丸はニンマリだったんだろうけど)。 

 達磨まで五空のお茶を「ちょうど良い湯かげん」等々褒め始めるから、八丸のイライラも最高潮に・・(最初に八丸が達磨にお茶を出した時、熱すぎると言われていた)。

 

 

「侍としてはどうだか分かんねーが 男としては負けだな・・八丸」

「うっさいよ三打!」

 

三打って、けっこう鋭く観察してて「心」を読みますよね。 竜への優しい言葉になることもあるし、八丸には鋭いツッコミを入れることもある。 なんというか・・三打は「まだ侍じゃない」だけに、「一般人目線」でストレートに遠慮なくツッコめるんですよね。

 

「オレ心眼をもってないけど この2人(五空と八丸)がややこしい事になりそうだってのは分かるよ」

 

・・うん、私も心眼持ってないけど予想できる(笑)

 

だけど、イチゴちゃんがそこをバッサリ。

 

「大丈夫・・ そんな風にはならない 差がありすぎるの

 

・・・なるほど。そりゃそうだ。私も心眼持ってないけど「差」は分かる(笑)

 

 嫉妬心を燃やしているのは一方的に八丸のほうで、「あの犬の師匠っぽい人はいいとして あの弟子の方はどうかと思うけど!」って言っちゃったりして(しかも声に出してるし!) おいおぃそこは心の声に留めておけよ!って思うけど、言っちゃってる時点でもう・・「差」がアリ杉。

 

 しかも、それを聞いた五空は怒るどころか「にこにこ」なんだから・・・余裕ですな(さらに「出木杉」すぎる)。 「素直でかわいいなぁ」とでも思われちゃったかな? もうここまでくると、年齢の離れた兄と弟みたいな感じですね。

 

 しかし、この「悔しい=自分で差がありすぎることが分かってる」って感情は、八丸の成長には必要不可欠なモノだと思うんです。 今のところ、八丸って「あの達磨の弟子」と言われたり、「武神にも選ばれてる」とか・・自信を持つ要素ばっかりだったもんね・・  ここらで「悔しくて頑張る」バネってもんが必要なんですよね。

 

ライバルがいなくちゃ成長できない!

それに・・ライバルがいないと話が面白くない!(今までこれが足りなかったのかな)。

 

 

・そしてもう一方のライバル、達磨と花一。

 

信頼の証として、己の侍魂を差し出すとは・・花一、なかなか肝が据わってて格好いいですな。  これ、己の首を差し出す的行為なんだろうけど、五空のほうが慌てて「師匠!己の侍魂を手離すなど死なぬ侍が死んだも同じ!!刀を持たぬ侍は・・」と止めに入るほど。

 

侍魂といえばですが、今週 達磨が五空と千隊長の間に入って止めた時、「2つ」侍魂使ってましたよね。 自分の侍魂と、もう一つーーー・・・あの「もう1つ」は何だ? 

 見た目は黒(赤?)っぽいし形状からし「血吸・高綱の侍魂に見えるんだけど、アレはたしか「アタが持ち去ったまま」のハズ(達磨が再回収した描写は無かったと思ったが違った?勘違いだったらごめんなさい)。。。お師匠さんから預かったのとも違うと思うし、義常のとも違うしなぁ。

 

侍が持つ「2つ目」の侍魂ってのは、奪ったものか、あるいは「大切な誰かに意志と共に預けられたモノ」だと思うんだけど、竜が持っている「2つ目の侍魂」がすご~~く気になっています。 それが分かれば、竜の本名も全て分かるんだろうけれど・・(それにしても「鍵」と判明してからの竜の無反応も気になっちゃう)

 

 

「武士道とは死ぬ事と見つけたり お前の強力なくして鍵は集まらん」

「カーラにこの銀河は渡さぬ・・私の「義」だ!」

(花一)

 

「曇りのない侍魂・・言葉に偽りはないな」

「今の拙者は心眼で侍魂の純度を見定めできる」

(達磨)

 

あれ・・達磨って侍魂の純度を「心眼」じゃなくって「搭載AI」で調べてなかったっけ(弁の侍魂の純度など)。 それはともかく・・

 

「互いに手を組むなどないと思っていたが 今はーーー」

 

「私にとって名誉な事だ」

 

(情報共有した内なる世界で、ふたりの猫とイヌは「人間姿」で再会する)

 

「私にとっては名誉な事だ」・・これ、ゲームの中では花一が「武士道とは死ぬ事と見つけたりとはよく言うが・・」と問うと、達磨が「義を見てせざるは勇なきなり、その「義」を犬死というならけっこう・・拙者にとっては名誉だ」と答えてる。  

 実際にもこの二人、こういう会話のやり取りをしていたんじゃないのかな。 それで、今度は花一がそれを返すように「私にとって名誉な事だ」と答えたのかもしれない。 「かつての会話を覚えていて、その言葉を返す」・・・それもまた信頼の証、友情の証じゃないかと思います(これ、サスケがやってたパターン。余談ですが)。 

 

 いや、すごくいいなぁ~二人の笑顔(大人達もカッコいい)。 

 

ライバル同士、競い合って時には敵として闘って、こうやって今は対等に 同じ志の仲間として向き合ってる。 ここに至るまで、いったい何十年かかったんだろう・・(二人のここに至る物語もドラマティックなモノだったんだろうなぁ~と想像する)。 これも「犬と猫」逆になったからこそ、互いの思いを知ったり感じたり・・それで出来た事じゃないだろうか。

 

 

・さてラスト、アタが相変わらず派手にやらかしておりますが。

 

やたらと侍を斬っては散体させ「侍魂」を回収してる。 鍵じゃなくて侍魂なんですね。 

 (正直言って、弁がやってた「鍵集め」とアタの侍魂集め」の違いが私にはよく分からないんですが、「鍵」のほうは「能力集め」で、侍魂のほうは「エネルギーのようなモノ」を集めるって事になるんだろうか?)

 アタ、カーラが侍魂回収にまわっているのは、一体何の為だろう・・? アタとの再会、再戦も遠い先ではなさそうですね。

 

 

・・・そうそう、五空が「師匠! 己の侍魂を手離すなど死なぬ侍が死んだも同じ!! 刀を持たぬ侍は・・」と言いかけたところで花一が「武士道とは・・」と話を遮りましたが、五空・・「刀を持たぬ侍はーーー」のあと、何と続けようとしたんだろう・・?

 

 まさか・・

 

「パンツを穿いてないのと同じだ」じゃあ・・

 ないだろうな・・・??

 

 

 

☆長駄文、読んでくださって感謝。

 

「刀を持たぬ侍は・・パンツ云々」は、実は不動明王の言葉で各流派に同じように伝わっている・・とか? あるいは「花一流」にたとえると「何に例える」んだろう(そこに達磨と花一の「性格の差」が出るような気がする)。

 

 ☆五空みたいなキャラって、NARUTOにも いなかったような・・ サスケやカカシとも違うし、ミナトとも(ちょっと似てるが)違うし。

 

☆花一船のティーコーナーについてる模様が、達磨の鍵についた「免許の印籠」柄に似てる。アレは「金剛夜叉流」模様かと思っていたが、あるいは「武神・不動明王」柄なんだろうか(天狗の団扇っぽいデザイン)

 

☆「一角」君は今日は声だけの出演でしたな。 彼も実は「本物の一人」じゃないかとか想像しているんだけど・・

 

☆心眼の「開花」と言う表現も気になるんだけど・・

 

☆花一いわく「奴(カーラ)の創る世界など信用できん」と・・出た「創る」! 

前にカーラがつくる世界は「作る」表記になっていたのですが、今回は「創る」。「つくる」の文字(の意味)の違いに関しては、NARUTOであれこれ雑考したので思わず反応してしまいました。。

(※参考までに。マダラの「造る」とオビトの「創る」に関する記事↓)

konohanogenin.hatenablog.com


  

 

 

 

 

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サムライ8八丸伝第37 話「好敵手(ライバル)」(今週のジャンプ感想

(サムライ8八丸伝感想・考察ブログ! 2020/02/10)

 

 

サムライ8八丸伝第36話「花一と五空」(今週のジャンプ感想)

 

 

  めちゃくちゃ近いぞ!! 

  って―――――え!!?

 

 

 

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遭遇する「ウサギとカメ」。

 

 

いいですねぇ~話がいいテンポで進んでる!

 

前半はチュートリアルの続きだったけど(と言っても今週は難解な説法ではなくて、レベルによって使う技の威力が違うとか、“鍵ライフ値”が減るとか・・ゲームそのもので分かりやすかった。 ま、チャクラ量みたいなもん・・とも言えるかな)

で・・終りは間髪入れずの「2つのびっくり」で、《さてどうなる》と飽きさせないまま、次号へとつながった。

(八丸のえ~~~~!!!とアンと三打のえ~~~~!!とラスト花一の船に召喚されてのえ~~~!!3連発)

 

 この緩急の付け方は「完璧」ですな・・いや、完璧と言っちゃいけなかった、「ほぼ完璧」。

 

 「2つのびっくり」といっても、1つは《竜もパンドラの箱の鍵侍だった》という、おそらく「読者の多くが予想していた」こと(八丸はびっくりだったらしいですが)。

 アンや三打も「え~~~~!!!」と目が〇〇になってましたが、竜本人だけが「まったくの無表情、無反応」っていうのが、なんとも面白い(こういう場面では、お茶を片手に持っている・・ってのがお約束)

 

そして2つめのびっくりは、「いきなり花一・五空たちとの遭遇」

 

 というより突然、花一の《猫招き》で花一の船に召喚されちゃったわけですが、この技すごいですねぇ~~・・「剣技」じゃないし、殆ど時空間忍術とでも言いましょうか。 まるでサスケの輪廻眼瞳術「天手力」みたいというか。

 

で・・私にとってのびっくりは、花一がアタと同じ「烏枢沙魔流」ってことでした(花一が使ったのは「烏枢沙魔流・猫招き」だった)。 

でも、千隊長が花一達を捕まえようとしているのも、彼らが「烏枢沙魔流」なら 分からないでもない・・ですね。

 

☆ちなみに・・たぶん、

銀河ボール宇宙域」は「銀河球連邦」の縄張り(金剛夜叉流、軍荼利流、降三世流、大威徳流かな) 八丸たちが住んでいた星は「銀河ボール宇宙域」内。千隊長は「銀河球連邦精鋭特務隊」。

銀河キューブ宇宙域」はおそらく「烏枢沙魔流」の縄張り。

 

ただ・・お尋ね者で烏枢沙魔流とはいえ、花一ってそんなに悪そうには見えないんだよなぁ~~(ワンちゃんだからかな)。

 それに、苺ちゃんに言った「そしてすでに心眼を持っているね?」の文字が“まるっこい字体”だったり、「君は・・知っていたんじゃないかい?「かい?」の語感が、ちょっと柔らかいせいもあって、優しい印象を与えてる・・ような気がするんです。 

 はたして、花一はアタの仲間なのか、それとも八丸の父ちゃん同様、「烏枢沙魔流」で 逃げだした一匹狼なのか分からないけれど、ま、いずれにせよ、おそらく「アタが次にこのあたりの星をぶっ壊す」情報を得ていて、それで苺ちゃん救出を急いだのでしょう(苺ちゃんの存在をどうやって知ったのかは気になりますが)。

 

 

そして、今のところ 千さん情報によれば《猫侍が連れている若い侍はパンドラの箱を開ける鍵侍の一人」》らしいので、五空」が鍵侍の一人って事は ほぼ当確ですかね?

(五空、見た目は達磨のお師匠さんに似ているなぁ)

 

で・・・苺ちゃんはいったい、何者なんだろう???

 

小さいのに大物感。 それに、あどけない部分もあれば、悟りを得た賢者のような風格もある。 

 

 花一いわく「君はこの銀河一強い侍になる娘だ」ってことだけど、苺ちゃんも「鍵侍の一人」になるんじゃないのかな・・・? っていうか「女子でも侍になれる」んですね!

 

これ・・気になってたんですよ、この世界は《男は侍あるいは武士、女は姫(姫は料理など家事もする)》の分業制で、なんだかなぁ~~~と(そもそもこの点において岸本先生の感覚はかなり古いっ!これはNARUTOでも色々感じた;)・・ちょっとだけ安心しました。 じゃあ、達磨のお師匠さんも女性の侍なのかな?

 

で、面白いと思ったのが《花一と苺ちゃんのやりとり》。 なんだかクセがありそうな二人の、互いを探り合うような会話。。

 ちょっと見ただけじゃあ「ワンちゃんと女の子の会話」にしか見えないんですけどね;

 

 表面上は「苺ちゃんの疑問に答えるような形」で、花一が話を続けていく。

 

「アナタ達は何者なの?」

「ボクらは侍だ」(五空)

 

「家族の事は気の毒だったな」(花一)

何で・・アタシだけ?」

「やっと君のような存在を見つけた 君は特別なんだ

「特別・・

「君はこの銀河一強い侍になる娘だ」

「!?」

「侍? アタシは女なの・・ それに子供・・

「人は見かけでは分からない 君の本当の力は誰よりも特別だ」

「・・なら何が特別なの?」

「君はまだ侍でもないのに強い引力を持ってる」

「そしてすでに心眼を持っているね?」

君はこの日が来るのを知っていたんじゃないかい? 自分の居た星が崩れ母と別れる事も・・だから今・・冷静でいられる

 

「人は見かけじゃ分からない・・ 今のアタシは冷静なんかじゃない!」

(ギロリ)

 

「・・・・」

 

この前、「目の前で家族を失った苺ちゃん」の気持ちも考えずに用件を切り出した花一に「言い方!」と突っ込みたくなりましたが・・今回は一応「お悔み」を言ってますね(極めてさらりと「カタチだけ」言った感じだけど)。 

でも、なぜ花一がこんなにアッサリ対応だったのか・・なんとなく理由も分かりました。 そうか、苺ちゃんは「母と別れること(自分だけ助かる)ことも予知していて、ある程度覚悟はしていた」・・そして花一はそれを知っていたからだったんですね。 

 

そして、 苺ちゃんの「なぜ私だけ助けたのか」という疑問に答える形で、花一は《苺ちゃんの事を全てお見通し》であることを伝えていくんですね。 しかも、キミは《特別》なんだと・・特別を繰り返す事で苺ちゃんの《知りたい願望》を煽っていく。

 

 苺ちゃんが一番悩み、知りたいと思っていたのは《自分は何者なの?》って事だったんでしょうね。。

 

 

そして、「君は銀河一強い侍になる」と言った花一に、苺ちゃんは怪訝そうな顔で「アタシは女なの・・それに子供・・」って答えてますよね。

 これ、今まで苺ちゃんが散々「言われてきた事」なんじゃないかな・・アナタは女の子でしょ、あなたは子供でしょ、って。 

 それで「ありえない」とか言われたり、話を信じてもらえなかったりしてね。

大人はみんな「アナタは女の子でしょ、子供じゃないの」と言うくせに、何言ってんの?的な・・・花一を試しているようにも聞こえる。

 

そして花一の語り口は、前述のように「穏やかで優しい感じ」ではあるんだけど、言ってる内容はかなりのズケズケなんですよね。  

 特に「そしてすでに心眼を持っているね?」なんて、《苺ちゃんの心に鋭く突き刺さる》言葉だったんじゃないかと思います。 今まで誰にも知られてなかった(認めてもらえなかった)自分の核心を突かれて踏み込まれた感じで・・・苺ちゃん、驚いたんじゃないのかな。

 

 さらに次の「君は・・知っていたんじゃないかい?」も口調こそ優しいけど、言ってることは苺ちゃんにとっては《ドキッ》とする内容(「星が崩れる」ことは苺ちゃんも言ってきた事ですが、「ママと別れることになる」ことは誰にも・・ママ本人にさえ言えなかったハズ)。 あれだけママや先生に話しても、誰も信じてくれなかったのに、この知らないオジさんは、いきなり「君は知っていたんじゃないかい?」と言ってきた・・・ 

「冷静なんかじゃない!」と花一を睨んだのは、「自分を全部見透かされそうなこと」に対しての焦りであったり、「これ以上アタシの中に踏み込まないで!」という警告だったんじゃないかと思います。

 

だけど、その一方で 苺ちゃんははじめて「自分の居場所」を感じたかもしれません。 やっと自分を分かってもらえる、「本当の自分」で居られる場所を見つけた・・ような(まだ素直に受け入れる事は出来ないだろうけれど)。

 

花一の「・・・・」は、手ごたえを感じているようにも見えます。

 

 「自分が何者なのかを知りたい」苺ちゃんの「知りたい願望」をあおりつつ、苺ちゃんに「君の事はお見通し」と伝える・・花一も、なかなかやりますな。 

(八丸が「家を出る決断」が出来なかった時、達磨も八丸の「知りたい願望」を刺激したうえで上手~く唆していましたっけ第4話

 

 

そして、八丸の「鍵マップ」によりますと・・

 

 

          

                      ☆★  

          ☆ 

 

八丸(★)竜(☆)と五空()の他に、「3人」いますね。

 

ということは、鍵は全部で「7つ」ですから、八丸、竜、五空プラス3人・・と、コレじゃあ「一人足りない」。 このマップ上に表示されない事情があるのか、それとも「まだ侍じゃないから表示されない」とかなんだろうか?

 

それに、鍵侍は名前に「1から8」までの数字が付きそうな感じですが、今のところ数字絡みの名前って、これだけ出て来てる。

 

いちご、

三打、

五空、

ナナシ

八丸

 

(他にもあったっけ?)

 

イチゴと三打、ナナシはまだ侍じゃないし「可能性」程度ですが、一応入れておきます(三打も鍵侍じゃないかと思ってるんだけどなぁ~~。それに」引力が強い」八丸が、いきなり最初にナナシの部屋に飛び込んだのも、偶然とは思い難い)

この調子だと、「リュウ」の本名も 数字絡みかな(2、4、6が候補)

 

でも、もし苺と三打も鍵侍だとしたら・・他所にも3人いるはずなので、人数が8人になってしまうんですよね。 だけど主人公が「八丸」なので、「一~八」まで揃うなら、合鍵同様、ホンモノの鍵も八人の可能性もありかな?  ま、このあたりは予想しても仕方ないので、楽しみに待つと致しましょう。

 

 さて、いきなり「鍵結集」そして「ウサギとカメの遭遇」・・・

(せっかちウサギさんとゆっくりでいい亀さんのご対面?)

 

 花一、達磨のホルダー船を見てすぐに「洋犬!!------そうか、そういう事だったか!」と言ってましたよね。 何に合点がいったんだろう?

 

達磨の事も、良く知っている様子・・・ やはり因縁の犬猿の仲ならぬ「犬猫の仲」なんだろうか。 ウサギと亀で、鍵集め競争してるんじゃあるまいな・・

 

《猫の姿をした犬侍と、犬の姿をした猫侍》---

 

二人がこんな姿になっちゃった経緯も、なんだか「似たような経緯」だったのかもしれませんね(その二人が共に《鍵を探している》ってのも興味深い)。

 

早く、猫と犬の顔合わせも見てみたいんだけど・・・って、

 

 

 

達磨、まだ寝てるんかーーい!!(笑)

 

 

 

 

 

☆竜の本名って、何だろう・・? 仮名が「竜」だから、「八大竜王」絡みで名前は「難陀(ナンダ)」(名前はナンダ)なのかと思ったけど、数字が絡まない(笑)

六幻とか(今週「無限∞」が出てきたからってだけの理由)、うーーん、なんだ??

 

☆八丸の「内なる宇宙(ステータス画面)」・・「八丸の意識をデジタル化し視覚化したもの」だというけれど、なら八丸達の宇宙は不動明王か誰かの「内なる宇宙」じゃないの? そして宇宙の星も、それぞれが誰かの記憶や想いだったりして・・

 

☆ダウンロードが「早すぎる」「不動明王の計らいか」って言ってましたが、3週間もかかっちゃねぇ・・作者の計らいですかね? いや、・・不動明王も「鍵集結」を察知して、急いでダウンロード終わらせてくれたのか?

 

☆今のところ、出てくる子供たちは事情あって「親がいない」子たちですね。八丸、アン、ナナシ、三打、いちごちゃん、(竜と五空は不明だけど)・・理由があるのかなぁ。

 

☆カメホルダーが「洋犬」なら、ウサギホルダーは「和猫」なの?

 

☆達磨は「免許皆伝」っていうけど「流星剣」は使えないんですね(コレ、八丸は将来使えるようになる・・ってことかな)

 

☆竜が「鍵侍」であるとして、達磨は竜に会った時に何も感じなかったのかなぁ~・・・ 

それと、竜が持っている「もう1つの侍魂」が誰のモノなのか気になる。。

 

☆「引力」が強い子として、八丸、苺ちゃん・・それと合鍵の一人、「一角」もそうみたいですよね。いつも、一角が八丸の位置情報を追いかけてますからね・・あの子も気になるんだけど。

 

 

☆長駄文、読んでくださって感謝。

 

 

サムライ8八丸伝感想・考察ブログ! 

サムライ8八丸伝第36話「花一と五空」(今週のジャンプ感想)2020/02/03

 

 

 

 

 

 

 

 

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サムライ8八丸伝第35話「侘び寂び」(今週のジャンプ感想)

 

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不動明王。いかつい・・そしていい筋肉してますな;

 不動明王」・・・いきなり御本尊登場??

 

しかし、その正体は「別宇宙から来た情報集積体」だとか「h粒子と引き合う力」とか「宇宙そのもの」とか・・・ますます分からん!(笑) 生命の源泉みたいなものなのかなぁ・・(なんとなく六道仙人登場の場面を思い出してしまった) 

 

 正直言って、1回目読み終わっての感想は(はぁ・・・)だった。 だって「侘び寂び」とか、出たよ《必殺・岸本明王説法!って・・ サーーーーーーっと流し読みしちゃいました; 

 でも、気を取り直して読み直した2回目は「意外と言いたいことはシンプルじゃないかと思った。 言ってることは「だいたいこんな感じ」かな・・と(きわめてアバウトだけど)。

  

  • 完璧じゃなくていい(そもそもカンペキ、完全なんてものはない)
  • 不完全なものの「美」
  • この世界に「絶対」はない(見方が変えれば変わる)
  • 「自分とは何か」ということも「自分はこうだ」と思っていればそうなんだってこと
  • 大切なものはどこか「特別なところ」にあるわけではなく、意外と身近なところにあって「ただ気付いていないだけ、見ようとしてないだけ」だったりする
  • 全ては自然の中の一部なんだし
 

・・ってな感じ?

  

そして、これらこそ《不完全なものに美を見出す侘び寂びの世界》に通じるものがあるんだろうか。

 

タイトルでもある不動明王の美学《侘び寂び》・・・

 

 最近、関東住まいの自分んとこでは JR東海「そうだ京都行こう」のCMで、こういうナレーションが流れるんです・・《侘びとか寂びとか いくら検索しても分からないことの一つでした》って。 で、(そうなんだよなぁ~この年齢になっても“侘び寂び”はちっとも分からない)って思ってたんです。 

 

 そういえば中学生の時、修学旅行で龍安寺の石庭見て、「これが侘び寂びです」って説明されて・・しばらくぼーーーっと眺めて「分かろうと頑張った」んだけど、全然分からなかった(笑)  

 あの当時は自分もちょうど「ジャンプのターゲット層世代」だったわけで、「侘び寂び」とかの“難解な大人な言葉”にすっごく憧れてたんです。 で・・頑張って背伸びして分かろうとしてた(分からなかったけど)・・・あの気持ちを新鮮に思い出してました。 大人になった今は、「そんなの分かるわけない」と諦めちゃってたんですがね; 

 

「この世のどこにも完璧なものなどない どんなものも崩れ歪んでいる」


「崩れや歪みから重さや引力が生まれ あらゆるものを結びつけている」


「それこそが“美しい”本来あるべき姿なのだ お前やアンもそのあらゆるものの一つだ」 

不動明王

 

 う~~~ん、深いお言葉。

 

 《完璧に綺麗にされたピカピカなもの》よりも、《不完全で崩れたり歪んでいるもの》の中に在る「美」・・

 不完全なものは、確かに互いに補おうとする。 それに不完全だからこそ、想像力をかきたて、無限の可能性も感じさせてくれる。 確かに、すべてのものは見方を変えれば美しいし、大切なモノも「特別などこか」にある訳ではなくって《身近にあるけど気付いてないだけ》かもしれない。。 

 八丸は、前は「不幸で不運だった」と思っていた過去も、今では「幸せで楽しかった過去」と思えるようになった。 だけど「見方、発想の仕方」を変えるのって、意外と難しいんですよね;その為には、今持っている「当たり前」と思ってる常識やら決めつけ、思い込みを取っ払わなくてはいけない・・・(なんだか25巻や42巻のイタチのセリフを思い出しちゃう) 

 

で・・不動明王、こんないいこと言ってるんですよね。

 

「箱は見えていた だが箱であると見ようとしなかった」

「どう見えるかだ」・・って。 
 
うん、「思い込み」が邪魔をして目の前のものを素直に見られないのかもしれない。
 
それに「箱は見ようとするまでは存在しない」とか「思い込みで閉じ込めている箱のフタを開く鍵は己自身が握っている」とも・・

 

んーーーーパンドラの箱「マンダラの箱」ってのも、いわゆる「箱」じゃあないのかもしれませんね。

 

 

 たとえば、不動明王が言ってる《魚が水の中にいる自覚がないのと似ている》とか《宇宙には多次元や無限が存在するが 観測側レベルがそれを“見る”レベルに達していなければ 認識できない》《本質もまた観測者が見るレベルになければ認識できない》って話・・ これも要するに「見方、捉え方を変えないと分からないよ」というヒントでしょうか。

 

 この言葉で、むか~し自分が子供だった頃の「ある疑問」を思い出しました。それは「宇宙の果てはどうなってるの? 宇宙って無限っていうけど無限ってありえないし、宇宙の端っこや外側って何があるんだ?」という疑問だったんですが、自分の父親はこう答えたんですよね、「アリにとって《ココは地球の一部で地球は丸い星で宇宙の中の星の一つ》なんてことは想像も出来ないこと。それと同じで人間の発想の方法では答えは出ない」んだって;何だか ごまかされた気もしたけど、妙に納得もしたのでした。

 もちろんアリだって「意外と賢くて全てご存知」かもしれないんだけど(笑)、そのぐらい人間の感覚では思いつかないところに答えがあるんだろうと・・ね。

 

 不動明王「違う宇宙から来た」とか言ってたけど、もはや八丸たちにとって「違う宇宙」とかも「想像、認識できない世界」。  なんだかな・・・人間が作ったゲームの中にいる「ゲームのキャラ」は、外の世界を想像も出来ないだろうけれど、八丸達サムライの世界もそんな感じなのかな・・とかね。

 

 それと、不動明王の《お前(達磨)を人と見るか 猫と見るか お前の両面を知っていれば どう見ようとするかはその人によるのだ》っていうセリフなんですがね・・・そもそも人間って、他人に「どう見えているか」「どう思われているか」で自分を認識するような気がしていたんですよね。 だから、他人からの評価をやたら気にしたり、点数やら判定を気にしたりする。

 でも他人から見た自分評ってのも色々だし、その都度変わるから「絶対」じゃあない。(前に八丸とアンが故郷の星のピンチを救った時、それまでアンの生け花を馬鹿にしていた人たちが「アンの生け花ってセンス良かったよね」とか言い出したことがあった)

 《侍とは自分で決められること》という話があったけど、相対だらけの世界の中では 不完全でダメなところがいっぱいあっても、《絶対な自分》を受け入れて持っていないと、見失って迷子になってしまう。

 

 達磨も、何かと「自分は猫じゃない」と主張している気がするけれど、それは「自分を見失わない為」なのか、それとも「自分でも不安になるから」なのかな・・?  もしかしたら、長いこと生きて経験値も失敗も多い分・・・大人のほうが「思い込み」が強かったり、「自分」を受け入れられずにいるような気もしてきました。

 

 今回の不動明王とのご対面でも、八丸と達磨じゃ「同じ反応」なのと「違う反応」なのがありましたよね。 同じだったのは、難解なこと言われて(はぁ・・・・)になっちゃったところ(これは微笑ましかった)。

 そして違ったのは、最初の反応。 八丸は嬉しそうに「アナタのファンです!」だったけど、達磨は「こんなのはありえない!」「・・今まで一度もこんな事は・・」だった。 

 

 達磨の反応は「いかにも大人にありがち」。 今までの経験から可能性を判断して「ありえない」とか「今までこんな事(なかった)」になってしまう。 「想定外」に対して柔軟性がないというか・・・経験値を積んだ大人ほど「コレはこうであるハズ」という固定観念を外すのが苦手なんだと、思い知らされた;(こういう反応をする大人って多いと思うから)

 

 それに、達磨が何とか理論的理屈的に理解しようとしていく中、八丸はホント素直にストレートに思った事や疑問をぶつけていくんですよね。「カーラについて答えられる?」とか「一体何歳なんですか?」って・・(これ私も知りたいと思った)・・質問もストレートな直球。 

 やっぱり、やたら経験値を積んだり「カリスマ」だったりする大人よりも、純粋な目を持った少年のほうが「そこに在る大切なモノや価値」が見えるんじゃないだろうか。 大人になればなるほど、無意識に完璧を求め、現状を受け入れられず、今ある「大切なモノ」は失わない限り気付かなかったりして・・・・・・・・・・

 

 

《箱は見えていた だが箱であると見ようとしなかった》

 

・・・この言葉がずっしり響く。

 

だけど、だからって「大人はやっぱりダメ」と切り捨ててはいないんですよね。 達磨だって「これから」なんだと・・ 大人に対してもちゃんと優しいメッセージがあるんです。

 

 そしてですね・・今回の「ちょっと難解そうな説法、問答」の数々ですが・・

 

 これ、うっかりすれば読者に《セリフばっかりでメンドくせ~》と思われてしまいそうで、(今の状況では)結構リスクが高かったような; でも、そんなの作者サイドは「承知のうえ」のはずで、ヒナタ風に言うなら《これは私の独りよがり・・ここに立っているのは私の意志》的な、それでもあえて「これだけは伝えたい!」作者の想いの強さに今回は圧倒されたのであります。 

 

 ここまで繰り返される《完璧でなくてもいいんだよ》《今の自分でいいんだよ》《一人じゃない、まわりとの調和の中に自分がいる》《大切なものはきっと近くに在るんだよ、見方を変えてごらん》というメッセージ・・・・ 「こんなの書いたらまた順位下がっちゃうかも」とか「お説教臭いと思われるかも」というお節介な心配は、今回は致しません。 ここまでくるともう潔いというか・・・ひたすら作者の、強い強い熱いガイ先生並みに熱い想いを感じるのです。 思いの丈伝えたこのメッセージを、どう受け取るか何を感じるかは読者次第だし、それをアンケートで「判定」するのも読者にかかってます。 そして、そこで出された結果を判断するのは編集部(読者の評価あってのジャンプなんだからバッサリと決める時は決めて、忖度しないでいいと思う)・・・ 

 

そして、読者への最大のメッセージは、ラストのこれ・・

 

 

《お前の可能性も 宇宙の無限と等しく広がっている》

 

 

・・・まさに これなんだと思います。作者が一番、熱く伝えたかったのはコレなんだろうと。

 

「これから宇宙のような広大な海へ漕ぎ出す」八丸世代・・羨ましいぐらい可能性が広がってる世代への、熱い応援メッセージであり・・・

 そして達磨のように「身近にあるモノの大切さ」を忘れかけていた大人達への、優しいメッセージでもあると思うのです。どっちも、生きてる限りまだまだ可能性は無限にあるんだと・・ 

 その優しいメッセージに、やはり「サムライ8八丸伝がんばれ!」と応援したくなってしまうのです。

 

 

☆長駄文、読んでくださって感謝。

 

☆カーラが「弱そう(貧相?)な外見」なのは意外だった。

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これがカーラ。ラスボス候補だけど、貫録無いなぁ。。

 15話の「達磨のイメージ」中に出てきた時は、もっと不気味な感じだったのに・・ これも「不動明王がイメージするカーラ」と「達磨たちがイメージするカーラ」が違うって事なのかな・・

 

不動明王「今の私は生きているとも死んでいるとも言えるパラドックスの中にありお前の見方次第で決まる」とか「そうとも言えるし そうでないとも言える」のセリフ・・NARUTO502話のトビの言葉「言うなら気まぐれであり計画でもあり・・戦争のためでもあり平和のためでもある」、あれもこんな意味だったんじゃないかと思ってます。立場、見方考え方によって変わるというか。

 

☆近いうちに、今回のテーマと関連するNARUTOの記事も書いてみようと思ってます(ナルト好きブログ!のほうで)

 

「侘び寂び」について、検索しても分かるもんじゃないけど・・今回のサムライ8を読むにあたって、コレはいい助けになったおススメ記事をご紹介します。すっごく分かりやすい(著者はLily Crossley-Baxterさんというイギリス人なんだけどね)

↓↓  

www.bbc.com

 

 

(ちなみに元記事はこちら。原文で読みたい方は↓↓) 

www.bbc.com

 

 ☆サムライ8八丸伝、サッと楽しく読める話と今回みたいな説法回とかランダムできますね。ま、メリハリがあっていいのかも。

 

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 サムライ8八丸伝第35話「侘び寂び」感想 2020/01/27

サムライ8八丸伝感想・考察ブログ!

 

 

サムライ8 八丸伝 第34話「免許ダウンロード」 (今週のジャンプ感想)

 さて、久しぶりのサムライ8八丸伝。 どうやらこの様子だと「話をたたむ為の新章突入」って訳ではなさそうですね(首の皮つながったのかな)

  新キャラ「猫侍・花一(ハナイチと読むらしい。苗字(花)と名前(一)かと思った;)はけっこう面白そうなキャラだと思いましたが(まだ ちょい出だけど)、これで話が面白くなるなら、それで良し。 ・・さて、どうなります事やら。 

 

 千隊長の情報によれば、その猫侍が連れてる弟子が「パンドラの箱の鍵を持つ侍」らしいのですが、今度こそガセネタじゃなければ良いんだけど・・ なにしろこのサムライ世界、何かと嘘やら真逆だとか、いわゆる「まやかし」的なものが氾濫している様子なので、何とも言えない感じではありますよね。

 

  そして、まずは弁と三打の刑に関する判決ですが。

 

 弁形は「このまま200年くらって、その後も監視付き」という刑・・・って、侍って何年生きられるの?? 

  たしか達磨も、今の猫姿になってから既に50年経っているらしいし、以前登場した かなりご老体に見えたムジン様(八丸の故郷星のお偉いお侍さん)なんて、千年ぐらい生きていたんだろうか?

 

 そして・・三打はめでたくこのまま仲間入りしそうで、スネ夫ポジションとして安泰っぽいですね。 でも、弁については このままフェードアウトのようで「弁がジャイアンポジション?」という線は 完全に消えたのかな・・・

 こうやって「悪い奴をとっちめて めでたしめでたし」的な展開は 個人的には好きじゃあないのだけど・・でも、この話はやっぱり「ゲーム」なんだと思えば、これでいいのかもと思えてきたりで。 

 

  今回の「免許ダウンロード」にしても、ゲームの基本設定とそのチュートリアルのような感じだった・・

 

  武家法度という旧世代の伝承単一アルゴリズム」とか「ドリルシミュレーション」とか、結局よく分かんなかったんですけど(笑)、ようするにサイボーグである侍の「成長」は ゲームキャラを育てていくような感覚なんだな・・と解釈しました。 

 各能力が数値化されて それぞれの「ステータス」を見ることが出来るらしいし、八丸もゲーマーだから「自分自身がゲームキャラになった気分」でいるんじゃないのかなぁ。 

 宇宙というフィールドで、敵と遭遇したらバトルして経験値上げて、必要なアイテムをゲットしたり免許をダウンロードしたりして、フィールド上アイコンに示される「仲間の居場所=次の目的地」を目指して、レベルアップに応じて開放される技を覚えながら、仲間を増やしてストーリーを選択していく。 

 

そして、己の「義」を失ってそれがゼロになったら、散体してゲームオーバー。 

 

 ダウンロード中に突如、武神・不動明王が登場したのも「ワシが作ったゲームへようこそ!」とでも言いにきたのかと思ってしまったよ。。

 

 「物語」としては、(もう少し深く掘り下げて欲しい)とか(各キャラの人間性をもっと感じたい)とか思ってしまう事もあるけれど(あくまで個人の感想です!)、サムライ8 とは格闘ゲームRPGが混ざったような「ゲーム」なんだと考えれば、「いちいち登場キャラの心の内とか過去や言動の背景まで踏み込まないで、とにかく先を急ぐ」展開も、ゲーム感を損なわない為に当然にして必要・・なのかもしれない。

 (と言いつつ、ストーリー性があって登場キャラの個性も豊かなRPGであって欲しいと思ったりするのですが・・って話が逸れちゃった)それはともかく。

 

 話を戻して、祭りに参加した八丸達まで処罰対象なんですね(という事は一緒に角弾頭止めた侍達も同罪ですよね・・彼らはどうしたんだろ?)  でも、三打まで「慈善活動参加で許される」とか なかなかの温情判決ですな・・・AI陪審員も柔軟な裁定をするもんだと正直驚きました。  

 

 ただし・・その「慈善活動」ってのが「千隊長の任務に協力する」とか「八丸達のホルダー船を千隊長に貸す」とかで、そこがあれ??なんですよね。 これ、千隊長には随分と都合がいい判決ですよね。 八丸達、体良く利用されてる感が否めない・・

(これもゲームだと思えば、こういったやや強引な一時的バトルパーティ設定や移動手段の単一化はあり得るのだけれど)

 

それから、新章待望の「新キャラ」なのですが。

 

まずはちゃん」という女の子。 

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「この星が危ない」と察知してた女の子・・

  

苺、いちご、一護、いちご牛乳・・ いや「1」ごでもあるのかな? 予知能力のような特殊能力を持った女の子。 アタが放った角弾頭で彼女の星は破壊されますが、間一髪で助け出される・・ ちょっと不思議系な可愛い女の子。

 

それと「花一」という通称「猫侍」と、「五空(ゴクウ)」という名の少年。

 

そうか、彼らが千隊長が探してた「猫と子供」だったんですね。

 

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これが「猫侍・花一」。 

 

でも、この「猫侍」・・・っぽく見えるんですが;

 

 自分の目が変なのかと思って、サムライ8を知らない知人に見せて「これって犬?猫?」と聞いたら即答で「犬でしょ」と言ってたから、たぶん犬に見えるんだと思うけど・・

 

でも、千隊長は「猫と子供を探してる」と言ってたしなぁ・・ もしかしたら達磨の逆パターンで、「本来は猫侍だけど今は犬になっちゃってる」パターンだろうか? 

 

 それに、花一達が乗ってるホルダー船はウサギさんのようだし、達磨のホルダー船はカメさん・・・と これまた「ウサギとカメ」で対になっておりますな。 もし全てが達磨の「真逆パターン」だとしたら、達磨と花一は・・因縁のライバルだったりして。

(でも達磨のカメさんホルダーの名前は「洋犬」ですよね、これも訳わからん・・;)  

 

  ただし・・ですね。 この花一さん、イチゴちゃんに「怖がらなくていい」って・・イヤ怖いでしょ普通に! それに「助けた」とか言ってるけど、ほぼ誘拐でしょコレ。 

 そもそも、目の前でママがいる星が爆破されちゃったんですよ・・・そこでにっこり微笑んで「助けた」とか「怖がらなくてもいい」とか、そういうレベルの話じゃない。  んーーーーこの猫侍、悪い奴には見えないんだけど、ちょっとズレてるのではないか。 子供の心っちゅうもんを、もう少し考えて発言せよ!と思ってしまう。

 

 でも、もしかしたらですが・・この世界ではこういうのが日常茶飯事で、親を失う子供達があまりに多すぎて、猫侍さんもそのあたり感覚が鈍くなってしまっているのかも。 一緒にいる「五空」とやらも、どこかから誘拐・・じゃなかった「助けてきた」のだろうか。

 

(これで「数字関係」キャラはかなり増えましたな・・ イチゴ、花一、三打、五空、ナナシ、七志、それに八丸(アンもフランス語の1でもあるし) 竜も本名は「数字絡み」の可能性あるし・・  結構キャラ数も増えたけど、今までの中に「パンドラ箱鍵侍」はいないんだろうか? 三打は・・どうなんだろう?)

 

 なんだか花一の目的も「箱鍵侍集め」のように見えるけど、千隊長は花一と五空をターゲットとしていて「捕まえる!」と言ってますでしょ・・つまり彼らは「手配中のお尋ね者」であり、銀河連邦にとって何かしらの悪さをしたって事ですよね。罪状は何だろう(誘拐かな?) 

 それに、八丸は彼らを「仲間にする」のが目的だけど、千隊長の目的は「捕まえる事」・・・今は「探す」目的で一致してるけど、その先見つけたらどうするんだろうな。。 

 

 そもそも千隊長は「連邦のお偉いさん」って事で、八丸達も全幅の信頼を置いてるみたいだけど、実際「銀河球(ポール)連邦精鋭特務隊」って組織はどうなんだろ・・と思ってしまう。 「過去に何か辛い経験か任務でもあったのか?と想像される竜」が、千隊長と同じ「軍荼利流」出身ってとこにも、一抹の不安があったりして・・

 

 そうそう、今回はなんとなく「大人って困ったなぁ~」と思った話でもありました(笑)

 

  千隊長が「体よく八丸達を利用してる感」があるのもそうなんですが、その他の大人達もね・・・(しょうもないなぁ〜程度の話ではありますが)。

平和で幸せな星を狙って、目的のためなら人々の命と日常を無差別に奪ってしまうアタ(あるいはカーラと言うべきか)は論外として・・ 

 

 苺ちゃんにいきなり用件を切り出しちゃう花一の無神経さ(鈍感さ?)もそうだし、必死に「星の危機」を訴える苺の言葉を「子供のたわごと」と決めつけて信じない大人達もそう。 大人って、自分の立場や都合ばっかり考えたり、子供の言葉に素直に耳を貸せなくて、自分の考える基準から外れると「この子は変、おかしい」と決めつけてしまったり・・

 

(かく言う私自身も、苺ちゃんのケースは大人側の気持ちも分からないではない。 同じ立場だったら、同じこと言って苺ちゃんを信じないに違いない)・・

 

それと「しょーもない」と思ったのが、達磨師匠。 

 

 ダウンロード中に「拙者が出るよう設定しておいた」のはいい・・・直接、説明したいのは分かる。 

 だけど、「ここではお前が想像したままに・・デジタルで何でも設定できる 例えばこんな風に姿も変えられる」って・・頼んでもないのに、人間モード姿になってみせたりして; これ、単純に達磨本人が(どうせなら猫姿なんかじゃなくて 本来の“カッコいい犬派のオレ”姿でな!)って設定しただけでしょ?  

 

 これ、NARUTOに似てる部分があって(ついNARUTOを引き合いに出しちゃうのが私の悪い癖だが)、《ヨボヨボのマダラ爺ちゃんが、子供オビトに幻術を見せて、その中で(ここではイメージ通りに何でも出来る)とか言って 頼んでもないのに自分を「若い頃の姿に変えてた」》のを思い出しちゃった(63巻606話)。 今は不本意にもこんな姿だが、本来のオレはこんなじゃない・・こんな感じだからな!と弟子の前で「全盛期の姿」を見せて、ちょっとカッコつけたかったのかな、と・・ その心理はちょっと今回の達磨に似てるかなと。

 

 特に達磨にとって「今の猫姿」は、犬派として想像以上に屈辱の極みなんだろう・・とも思えた一幕でした。 《オレは猫じゃない、犬だ!》って・・やっぱり本性は隠しておけない性質なのかな。

(新キャラの花一も《本来は猫派だからな!》と思ってるんじゃないだろうか) 

 

猫侍と犬侍、この二人の対面がちょっと楽しみかも。

 

 それに達磨師匠・・「ステータス表の説明」でも、わざわざ自分のステータス出して比較して・・これも、愛弟子にちょっと自慢したかったんじゃないのかな(オレってすごい人だろ的な)。 「気落ちせんでいい・・」と励ますのはいいんだけど、「だが安心しろ・・」と言いつつ「大気剣を会得するには全ステータス900以上が必要(つまりまだまだ先)と言ったりしてて、今ひとつ意味が分からないし・・ 

 八丸の「カリスマ数値がゼロ」部分は技会得には関係ないとしながらも、2回も「カリスマ以外は」を強調して、自分の「カリスマ数値が高い」ことをさりげなく自慢しちゃってる・・;達磨のこういうところ、子供っぽくて可愛らしくもありますが。

 

本当に大人って・・しょうもない。

 

 ま・・若いもんは、オジサマの「軽い自慢話」にも付き合ってあげないとね・・・これも社会勉強だよ、八丸*1  

 

  他人の命や生活をお構いなしに任務をこなしてしまったり、立場をいかしてずる賢く子供を利用したり、子供心お構いなしに用件押してきたり、子供の言うことを信じなかったり、しょーもない「軽い自慢」をしちゃったり・・・様々な大人の姿を客観的に見せられた感じがして、なんだかムズムズしてきたのでした(笑) 

 

自分は・・はて、どのタイプの大人なんだろって。

 

 

(世界を救えるのは、やっぱり大人じゃなくて純粋な目を持つ「少年少女」かもしれない・・)

 

 

☆長駄文、読んでくださって感謝。

 

☆アンって、八丸より冷静でしっかり者というか・・今回も「私たちにもやらなくちゃいけないことがある」と指摘してましたよね(八丸は「そうだった」と一瞬忘れてたかな)、ちゃんと「八丸に足りないところ」を意識して補ってくれてる感じ。

 

 ☆アタの下で命令聞いてるのは「一角」・・この子が七つ子の中心になってる感じですね。 他の子たちは「二~七角」って一括り;「~」で呼ばれちゃうのって、モノ扱いのようで可哀そうすぎる。

 

 

 

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 サムライ8 八丸伝 第34話「免許ダウンロード」 (今週のジャンプ感想

サムライ8八丸伝感想・考察ブログ! (2020/01/20)

 

 

 

 

 

 

*1:´∀`

今週のジャンプ・サムライ8 八丸伝 第33話「相棒 」と コミックス第3巻「コツガとリュウ」の感想を少々(その3)

さて、33話にしてようやく一件落着した、コツガとリュウの「相棒」エピソード。   始まったのは、コミックス第3巻にも入っている第17話 「コツガとリュウだから、けっこう長かったですねぇ~・・。

 

 ちなみに第3巻のタイトルも「コツガとリュウ。   だけど・・結局、どちらも本名じゃなかったんですね。

 しかも「骨河と竜」じゃなくて「コツガとリュウ」とカタカナ表記ってことは、いかにも“仮名”っぽかったとも言えるでしょうか。 そして、ふたりが「本当の名前(本当の自分)」を取り戻して この話も一件落着(竜の本名はこれからだけど、三打が「見つけてやる」って言ってくれましたからね)。

 

 そもそもサムライ8では、第2話から「ナナシ」が登場して、いきなり「名前」がクローズアップされて・・・このあたり《いかにも岸本説法らしい》んだけど(「完璧である必要はない」とかもね)、それにしても この侍世界には大勢の名無しの子ども達がいる事が第22話(コミックス3巻)で判明(ナナシもその一人だった)。 

 

 親がいないってだけで、全員一括りに「ナナシ」になっちゃうなんてね・・まるで「この世界に存在しない」ような扱いで、なんだか やるせない気持ちになりました; この世界の闇も深い。  かつては名門のお坊ちゃまだった三打も、親を失ったとたん「ただの孤児=名無しの一人」同然になってしまった・・それで、弁に「骨河」という名前を付けられ、自分を見失ってしまったんですね。

 

 (最近のニュースでも、ある事件の被害者の方々が「甲乙、AB」と呼ばれていて、ご家族の方が「子供にはちゃんと名前があるのに」とおっしゃっていた・・ 難しい事情や配慮もあるにせよ、ご家族の気持ちも分かるなぁと・・; 名前って、存在の確かな証だし、「愛されている」ことの証でもあると思うから)。

  

 こんなに広い宇宙の中では、「名前」は自分を見失わない為の大切な目印のようなもんだとも思うんです。 それに、何があっても《自分は唯一無二の存在》と思える為の、大切な心のよりどころでもあるんじゃないのかな・・?

 

 八丸と出会った人達・・「ナナシ」は「立派な元服名をもらうこと」を目標に決めたし、三打達は「リュウの本当の名前を探す」事を決めた。 

 

 なんだか「鍵探しの旅」というより「名前探しの旅」になりそうな感じがする・・

 

 しかし・・ですよ? 「弁形」という立派な名前を持っているのに、弁は何故こうなった・・・ これじゃあベンケイの名前が泣いてしまうよ・・!

 

 

そして「三打」ですが。

 

 三打の話、長かったですねぇ・・それだけ「重要キャラ」ってことでしょうか(スネ夫だしね)。 素直にパコリと頭を下げて八丸に感謝したり、「命がけで八丸を助ける」と宣言したり・・すごくいい子。 八丸と向き合ったその表情はスッキリとして可愛らしく、最初の頃のようなギラギラ感が抜けたような(弁色が抜けたのかな?) ・・

 

 それに弁をスパッと斬った腕前もたいしたものだし、「侍魂の刀」を相変わらずちゃんと使いこなせてるし、なかなかの実力者なのでは。

 これから侍になるのか、或いは 侍にならずにこのままを選ぶのか・・ 一応、彼も「弁の協力者」として裁かれるんだろうけど、さて・・どうなる??

 

 その一方でジャイアンキャラ候補」と思われた弁形は、このまま監獄行きで退場なのかなぁ・・・だとしたら残念としか言いようがない(「ごついけど礼儀正しい」というジャイアンなのかと思ってたから)。 

 ま、「所持してるだけで禁固300年」とかいう角弾頭を発射しようとしたり、散々悪さをしてきたんだから 当然「心なんて無さそうな」AI陪審員なら 禁固数百年を言い渡しちゃいそうですね。 

 だけど、真っ黒そうに見える弁の心にも、1%ぐらいの「白さ」はあると思うんです。

 

そう思ったのは、このセリフとこの時の表情・・・

 

「フッ・・お前はいい奴だからなァ」

 

この時「だけ」、弁の口調がちょっと違う(ような)。

 

 それ以外は、三打のことを「人を信じちゃうところが欠点」とか言ったり、三打の《女に甘く大それた犯罪も出来ねェ小心者で騙されやすい》ところにダメ出しをして まわりから顰蹙を買っていましたし・・ 義常を裏切った理由についてもアレコレ言い訳をして「都合のいい解釈」をしては まわりを苛立たせていましたけど、これらの発言は あえて人の気持ちを逆なでして《大悪党アピール》しているように見えちゃうんです。 

 本当はしょぼい鍵しか持ってないのに、他人の立派な鍵で飾って見栄張っていたように・・虚勢を張るといいますか。 だけど、この「フッ・・お前はいい奴だからなァ」だけは「本音」だったような。。

 

 「だからお前はダメだ」と口で言いつつも、本当はしみじみ《お前はいい奴だ》と思っていたんだろうなと・・  そして《女に甘かったり大それた犯罪も出来ないようじゃ小心者だ》と、弁自身が自分に言い聞かせてきたんじゃないかとも思うんです。 

 この世界じゃ「いい人」が損をして、侍が「本来あるべき姿」からかけ離れて行ってる・・ その現実に嫌気がさして、「いい人になるのをやめた」んじゃないだろうか・・? そして「お金」しか信じない、今の弁になっていったんじゃないのかな。どうなんだろう・・?

 

 弁は、命をかけて三打を守ろうとした「三打の母」についても「侍のようだった」と言っていた・・・ 弁は「命懸けで大切なモノを守る事こそ、本来の侍の姿」と思ってたって事ですよね。 本当は、弁も「何がいいのか、何が大切なのか」分かってたハズなんです。  きっと「何かがあって」侍の現状に失望し、諦めてしまったんだろうなぁ・・・ いったい、何があって弁はこうなっちゃったんだろう。

 

 

 そして・・最後に、三打が果たした《仇討ち》についてなのですが。

 

《三打がどういう仇討ち方法をとるのか》、その結果は八丸に大きな影響を与えるんじゃないかと気になってたんですが・・ 

 

 三打が選んだ「仇討ち」は、「弁を散体させる(死に追いやる)」事ではなく、逆に弁形を騙しちゃう事》でした。

 

 三打は「オレはアンタを信用してたのに」、「アンタは・・父の信頼できる弟子だった」と言っていたように、一番悔しかったのは「両親が死に追いやられた事」以上に「その信頼を裏切られたこと」だったと思うんです。 だから「信頼していた者に裏切られた気持ちって、どんななのか」・・それを弁に思い知らせてやったんじゃないだろうか。  

 

 もちろん「弁の首を取ること」も、カタチとして仇を討った事になると思うけど、そもそも侍にとって首を取られるのは致命傷じゃないし、三打にとって重要だったのは《信頼を裏切ったことへの仇討ち》だったんだと思います。 

(もっとも、三打に騙されたと言っても・・あの10億は本来、八丸が受け取るお金でしたもんね。 強制的に弁に「約束をちゃんと守らせた」というべきなのかな)

 

さらに《お前に本当の相棒は いねェ》・・・この言葉の刃こそ、弁の心に一番鋭く突き刺さったと思うんですよね。 

 

いくらモノやお金を集めても、信頼や心を通わせた仲間は得られない。

ホントは寂しがり屋じゃないかと思う弁さん・・どうか、反省して心を入れ替えて欲しい。 そして「信じてもらってた」過去を、有難かったと思って欲しい・・  それを教えてくれた三打にも感謝して欲しい。

 

 そして、この仇討ち・・いかにも「優しくて思いやりのある三打らしい」仇討ちだったと思うんです。 弁のやった事は許さなくても、弁という人間を心の底から恨んでるわけでも無いような・・三打ってやっぱりいい奴なんだなぁ。 復讐的な、憎しみや怒りをぶつける仇討ちじゃなくて、本当に良かったと思います(というかホッとした)。

 

 

 ラストは、ステルスフィールドが解除されて見下星がにっこりウィンクした絵になって・・《悪い計画はいずれバレるって事さ》《これにて一件落着だな》と、実にスッキリまとまった感があるのですが・・ 

 一方で この世界の闇に張られたステルスフィールドも解除されて、ボロボロ暗闇も見えてきたような・・・ この問題に、八丸たちはちゃんと目を向けていけるんだろか・・? それとも、面倒なことは全部AIに任せてしまうんだろうか;

 

そして・・いよいよサムライ8も ジャンプの大トリを務めるようになってしまいましたな・・;

 

各種プレッシャーや制限はあるかと思いますが、先生方には そんな中でも「自分らしさ」を失わず、中途半端になるのだけはやめて頂いて・・どうか最後まで妥協せず作品を描ききっていただきたいと願うばかりです。

 

 

☆だらだら長駄文、読んでくださって・・感謝。

 

☆「命をかけて助けてやる」と言った三打・・三打こそ、弁が考える「本当の侍」像に近いんじゃないのかなぁ。

 

☆最近、八丸が目立ってない・・あまりにも目立ってない・・・次回からはもう少し主人公を目立たせてやってくださいな。

 

☆三打が「アンを守る可能性もある」ってのは、今回の弁逮捕劇に協力したってことだったのかな・・ それとも?

 

 

 

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 今週のジャンプ・サムライ8 八丸伝 第33話「相棒 」と コミックス第3巻「コツガとリュウ」の感想を少々(その3)

 

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今週のジャンプ・サムライ8 八丸伝 第33話「相棒 」と コミックス第3巻「コツガとリュウ」の感想を少々(その2)

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まさかのニャン!と決めてくれた早太郎(小or元祖)

 そういえば「取ってくる」のは、得意だったんですよね・・早太郎(犬は骨をくわえるのも好きだし)。     コミックス3巻の番外編でも、嬉しそうに ボール拾いに行ってましたっけ・・・だから「意外」でもなかったのかも;

 

 それにしても、ツワモノどもが全力突撃していく中で、決めたのが 「指揮官の千隊長」(これは納得)と「一番小さな存在の早太郎」だったというのが微笑ましい。     いかにもの強者と まさかのおチビちゃんが「対等に」やってくれたというのがね・・・実に爽快と言いますか、そして平和的な ほっこりするラストでもありました。

 

 それに、こういった「ほっこり展開」こそ、大久保先生の絵が醸し出す 柔らか〜い雰囲気にに合っているような・・

 

  コミックスの袖部分に描かれている 大久保先生の「雨宿りしながら焚火する絵」・・  これ、とっても癒される絵なんですよね。  

 テントウムシやカタツムリも可愛いし、葉っぱや 雨粒にいたるまで 可愛らしい。 それに、ほんのりとした灯りも温かくってね・・  (あ、岸本先生のキリンさんもかわいい。 今度、動物園に行ったら確認してみよう)。  それだけに、物語の方向も《ほんわかして柔らかく優しい》ほうが 大久保先生の絵には合うのでは・・とも思ったりで(あくまでも個人の感想です)。

 

 そして今回の早太郎に ほっこりした理由・・「かわいい!」のもありますが、前回「無残に真っ二つに斬られたキーホルダー達の姿」にちょっと心が痛くなっていた事もありまして・・  それで なんだかホッとしたと言いますか・・   キーホルダーも、ただ献身的に仕えているだけじゃなくて 日の目を見ないとね。 

 ようするに、今回のミッションは《侍、姫、キーホルダーの三身一体》が対等に協力、信頼しあっての結果》だった・・という事になりましょうか。

 

ただし・・・ その・・

 

もう33話だというのに、まだ《キーホルダーって何ぞや》という基本中の基本が私には分かっておりません;;;;

 

コミックスの説明によれば、

 

ホルダーとは 《この銀河に住む生命体(?)、ペットホルダー、門番ホルダー、キーホルダーなど名称が異なる》のだそうで。

 

って・・そこ、生命体(?)って、(?)付けないでよ・・('・_・`)     

結局、「何者なのか」よく分からない・・    生物なの?それともロボットなの??

 

 第1話では「早太郎は八丸が改造した」「八丸がプログラムを組んだ」とあったから、ホルダーとは「AIロボット」なのかと思ったんですが・・ 気になるのは 「どうやって誕生したか」なんですよね。 

 生身の犬や猫をベースにして作ったのか(つまりサイボーグ的な存在)、それとも最初からロボットとして造られたモノなのか・・?   そろそろ、ホルダーについても詳しい説明が欲しいところだなぁ・・

 

 で・・もしホルダーが《AIロボット》だとしたらですが、《侍、姫、キーホルダー》は つまり《サイボーグ、生身の人間、AIロボット》でもありまして、この3つが この世界を構成する三大生物(というか存在)であって、これらが信頼しあって 互いの欠点を補ってバランスを取っていく事こそ、銀河の安定や平和を保つ重要なポイントなのかもしれません。   そのどれかが他を押し退けてしまってはいけないのだろうと・・

 

  33話、《AIが人間を裁く》《答弁はあまり考慮されない》という部分に、この世界の危うさを感じてしまったのですが・・   しかし 今回みたいな「いかにもな強者と まさかのおチビちゃんの共闘」「侍、姫、キーホルダー三者の協力」は理想的な共存のしかたであって、この世界にも明るい未来がある事を示してくれたような気がいたします。    誰も、どの存在も けして《完璧》ではないのだから・・

 

 そして驚いたのはもう1つ、三打がズバッと弁の首を切り落としたこと。三打・・侍じゃないのに、この刀さばきは実にお見事だった・・(という事で、次は三打の事を続けます)

 

 

  

 

 

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(サムライ8八丸伝 感想・考察ブログ! 2020/01/06)

 

今週のジャンプ・サムライ8 八丸伝 第33話「相棒 」と コミックス第3巻「コツガとリュウ」の感想を少々(その2)

今週のジャンプ・サムライ8 八丸伝 第33話「相棒 」と コミックス第3巻「コツガとリュウ」の感想を少々(その1)

 さて、お正月休みも残りわずかとなった 本日1月4日・・・

 

 今日は今年初めてのジャンプ(サムライ8八丸伝第33話)と コミックス第3巻の発売日!

 

・・ということで、ざっと両方を読みました! 

 

このタイミングでの「第33話・相棒」と第3巻「コツガとリュウ」発売はちょうどよかった!  というのも、コミックス第3巻で始まる「コツガとリュウ」(そして弁形)の《相棒エピソード》は、今週の第33話で1つの区切りを迎えていますから、まとめて読むのにちょうどいいんです。 

ま、この次のジャンプが1月20日発売と ずいぶん先ということもあり、今週の感想は「コミックス第3巻」の感想と混ぜながらゆっくり書いていくつもり・・(休み気分も抜けないことだし)

 

さて、まずはコミックスの第3巻なのですが。 

 

表紙でやっと八丸の新ユニフォームの色やら三打の髪色が分かった・・ それと、大久保先生の「ひとこと」に添えられている絵が ほのぼの美しい。大久保先生の絵、絵本的に美しいんだよなぁ~・・

 

それと、今回はおまけ的についてる「キャラクター設定画」が興味深い (これ岸本先生の絵だと思うんだけど)・・・たとえば、 

 

ナナシはかなりの「美人」で、ポイントは「ちょい出歯」と書いてあったり(たしかにナナシってネズミっぽい歯をしている)、

 

それにアタの設定画の横にはATA外部記憶と書いてあるんですよね。 

そうか・・アタってATA(AT Atacchment)だったんですね(って・・何だか全然分かっていませんが)。 分からないんだけど、でも外部記憶」という言葉が引っかかる・・  アタという存在の「秘密」に何か関わってくるのかなぁ~なんて期待したりで。

 

あと、竜と三打(コツガ)の設定画をみると、竜は ほぼそのまんまですが、三打はもっと「可愛らしい」感じ。 それと《竜、八丸、三打、アン》の4人が並んでいる絵もあって、そこでは三打が一番小さい。そういえば、三打のモデルと思われるスネ夫のび太より背が低かったっけ。。

 

それと八丸のイメチェン後の姿?の設定画もありましたが、実際よりかなり「男っぽい」! 何だか全然違う・・眉も太くてキリっとしてるし、どこか桃太郎っぽくって・・ (こういう雰囲気のほうが主人公としてはインパクトあるけどなぁ)。

 

アタのATAもよく分からなかったんですが;第17話の説明部分、不動明王が残したプログラムやら侍のメタモルフォーゼ能力についての説明等々のところ・・・コミックスで読みなおしましたが、結局今回もよく分からず、適当にサラッと流してしまいました;ようするに「侍はくっつけたり離したり出来て、八丸はくっ付ける方が得意で、これらの難解な侍システムの基礎を作ったのは不動明王であるという事」・・そのぐらいでいいのかな??  

 

で・・それで思ったのは、侍達はそれらの仕組みやらシステムを使いこなしているようで 実は「支配されている」ような・・・そんな印象があるんです。 そして侍の在り方そのものも、本来 不動明王が望んでいたのとは 離れた方向に向かってしまっているんじゃないかと思ったりで。

 案外、この世界のラスボスは、AI(のような存在)だったりするんじゃないのかな・・?

 

 といいますのも、今週第33話の終わりのほうで「AI陪審員裁判で審議は30分で終わる」とか「一応答弁は認められているがあまり参考にされない」と千隊長がサラっとおっしゃっておりまして、三打もあっさりと「任せる」と即答していた点・・・ これが気になりましてね。  裁判もすべてAIで、それも30分で終わって「答弁はあまり意味が無い」とか・・これでいいの?とすご~く違和感を覚えてしまったのです。 いずれ、我々の世界もこういう方向に向かってしまうんじゃないのかなって・・

 そもそも、この侍世界はAI判定による「可能性ン%」にすべての判断を委ねてちゃってる感じだし、このままだと人間が《考えたり、感じたり、想ったり》する事が減ってしまうんじゃないだろうか。

 

 だけど、そこについて誰も気にしていない感じがする・・

それに今のところ 主人公の八丸も それについては気にしていない。 

 

う~ん・・ということは、この作品は こういった世界の在り方を「便利でカッコいい理想の未来」として描いているのか、それとも「いい面もあれば副作用的な問題点もある」として描かれているのか? そのあたりが今一つよく分からない。

・・今週も、そのあたりを気にしながら コミックスと交互に読み返していくことになりそうです。

 

ということで、まずは まさかの《早太郎(元祖)がトライを決めた》結末(これは予想してなかった!)、このあたりから ゆるゆると感想を書いてまいります(感想その2を近々アップします)

 

 

 

 

 ☆コメントをいただいた場合ですが、今週の感想を書き終わってから読ませていただくつもりです。何卒よろしくお願いいたします。

 

 

 

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サムライ8八丸伝 感想・考察ブログ! 2020/01/04

今週のジャンプ・サムライ8 八丸伝 第33話「相棒 」と コミックス第3巻「コツガとリュウ」の感想を少々(その1)